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2025.11.20
11月2日(日)、3日(祝)に開催された成城学園文化祭において、成城大学社会イノベーション学部・文芸学部の学生が、世田谷区危機管理部災害対策課と連携したコラボレーション企画「防災脱出ゲーム」を開催しました。いつ起こってもおかしくない自然災害。本企画は、「電車」「エレベーター」「自宅」の3つの異なる被災シチュエーションを想定し、参加者がそこで求められる知識や機転、具体的な行動を体験しながら脱出を試みる体験型ゲームとして設計されました。このゲームは、お子様から大人まで、すべての世代の参加者の皆様が楽しみながら防災知識を習得できるよう、学生がゼロから作り上げました。学生ならではのアイデアと創意工夫が生かされています。
本企画に先立ち、社会イノベーション学部心理社会学科の学生たちは、新垣紀子教授、後藤悠里准教授と共に世田谷区危機管理部災害対策課を訪問し、防災・減災をテーマに担当者の方々と意見交換会を行い(1月28日開催・訪問の様子はこちら)、同課の協力による自然災害をテーマとしたワークショップ(4月30日開催・ワークショップの様子はこちら)などを通して、防災意識と知識を深めてきました。
文芸学部マスコミュニケーション学科の山内香奈准教授のゼミナール生は、2025年度から小田急電鉄と連携し、駅や車内での緊急時対応を学び、非常通報装置やドアコックの使い方などを伝える啓発教材の制作に取り組んできました(小田急電鉄で成城大生が作成した鉄道緊急時の安全啓発教材の発表会の様子はこちら)。
成城大学では、このように「命を守る」というさまざまな取り組みを行ってきましたが、今回は学部をこえた防災に興味をもつ学生有志のチームが結成されました。 4月ごろから世田谷区のご担当者と打ち合わせを重ね、世田谷区危機管理部にとっても初の試みとなるこの企画が実現しました。
当日はご家族連れや友人同士など、2日間で延べ464人が熱心に脱出ゲームにチャレンジし、会場は終始賑わいました。この企画が、参加された皆様の防災意識を一段と高め、「もしも」の時の行動につながる貴重な知識の習得に貢献できたのであれば幸いです。成城大学は今後も、地域社会の課題解決に貢献する教育・研究活動を推進してまいります。
防災脱出ゲームへようこそ!
「電車に乗っているときに地震が来たらどうする!?」
エレベーターが突然止まったら、どのボタンを押す?
エレベーターの中にある椅子
実はさまざまな防災備品が収納されています
収納された防災備品を実際に手に取って確認
自宅での災害への備えを学ぶミッション
どのくらいの備えが必要なの?
東京都の防災アプリを確認して必要な量をチェック
アンケートに回答してくれた参加者の方には防災グッズのプレゼントも