成城大学

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コミュニケーション学専攻

教員紹介

新倉 貴仁准教授

にいくら たかひとTakahito Niikura

文学研究科 / コミュニケーション学専攻
職位:
准教授
専門分野:
社会学、メディア論
主な担当科目:
マスコミ史
最近の研究テーマ:
複製技術とナショナリズム、近代日本におけるミドルクラスと文化
研究内容:
ナショナリズムと複製技術との関係を手がかりに、近代社会および現代社会について研究しています。近代社会について、大量生産・大量消費といった量massという現象の社会学的意義を、ミドルクラス、文化、知識人といった問題を手がかりに考えています。また、現代社会について、消費社会化、情報社会化、グローバル化といった変化が、個人とネーションをめぐる想像力、また、人々の生の様式をどのように変容させるのか、考えています。
略歴:
2002年 東京大学文学部卒業
2006年 東京大学大学院情報学環・学際情報学府修了
2014年 東京大学大学院情報学環・学際情報学府修了(社会情報学博士)
2015年~現在 成城大学文芸学部専任講師
主要業績:
[著書]
『「能率」の共同体——近代日本のミドルクラスとナショナリズム』岩波書店、2017

[論文]
・ 「ネーションとステートの亡霊的な関係」『現代思想』35(1)、2007年
・ 「ちんどん屋の実践とその可能性—見ること、歩くこと、変えること」吉見俊哉・北田暁大編『路上のエスノグラフィ—ちんどん屋からグラフィティまで』せりか書房、2007年
・ 「ナショナリズムの再生産の機制とその解除の可能性—Benedict Andersonにおける「歴史の天使」」『情報学研究』(73)、2008年
・ 「海賊版としてのナショナリズム—ナショナリズムとメディアをめぐる理論的視座の構築」『マス・コミュニケーション研究』(73)、2008年
・ 「ナショナリズム研究における構築主義—ベネディクト・アンダーソンの知と死」『社会学評論』59(3)、2008年
・ 「存在拘束性のナショナリズム—丸山眞男と知識社会学」『相関社会科学』(18)、2009年
・ 「ナショナリズムの知識人—福澤諭吉と構成的権力」『年報社会学論集』(22)、2009年
・ 「戦後日本の知識人と語りの構造—藤田省三におけるレトリックと読むことについて」『年報社会学論集』(24)、2011年
・ 「中間の思考—文化社会学の学説史的考察」吉見俊哉編『文化社会学の条件—20世紀日本における知識人と大衆』日本図書センター、2014年
・ 「ナショナリズムと社会変容—第一次大戦後から高度成長期までの「文化」を視軸として」東京大学大学院情報学環・学際情報学府博士論文、2014年
・ 「戦後社会とオートメーション—工業化社会から消費社会への変容の技術的条件」『マス・コミュニケーション研究』(86)、2015年
所属学会:
日本社会学会、日本マス・コミュニケーション学会、関東社会学会