成城大学

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コミュニケーション学専攻

教員紹介

山内 香奈准教授

やまうち かなKana Yamauchi

文学研究科 / コミュニケーション学専攻
職位:
准教授
学位:
東京大学 博士(教育学)
専門分野:
社会心理学、教育心理学
主な担当科目:
コミュニケーション学
最近の研究テーマ:
偏見抑制行動・減災行動・情報検証行動などを対象とした行動変容の心理的プロセスの解明と社会実装(リスクコミュニケーション研究)
研究内容:
 現代社会には、災害、感染症、誤情報、AI技術の誤用、偏見など、さまざまなリスクや不確実性があります。とくに、メディア環境が複雑化するなかでは、情報を適切に理解し、その場に応じて判断し、よりよい行動につなげることが求められます。しかし実際には、人は何が適切な行動なのかをいつも冷静に判断できるわけではありません。また、「正しい」「望ましい」と知識として理解していても、いざという場面でその行動をとれないこともあります。感情や思い込み、状況の見え方、周囲の人の影響などによって、情報の受け止め方や行動の選び方が変わるためです。
 私は、減災行動、誤情報の確認行動、AI利用時の情報判断、偏見反応の抑制などを対象に、人がリスクや不確かな情報をどう受け止め、なぜ望ましいとされる行動に移れないことがあるのかを研究しています。とくに、情報がどのように理解され、意味づけられ、「自分がとる行動」として意識されるようになるのかに関心があります。
 また、心理実験や調査で得られた知見をもとに、リスクメッセージ、教材、啓発資料、情報提示の方法を設計しています。リスクコミュニケーション、行動変容、環境情報デザインを軸に、心理学の知見を教育や社会の現場に生かすことを目指しています。
略歴:
2000年 東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻教育心理学コース博士課程単位取得退学
2018年 東京大学 博士(教育学)
[職歴]
2000~2002年 川村学園女子大学文学部心理学科 助手
2002~2020年 公益財団法人鉄道総合技術研究所
主要業績:
[著書]
・『鉄道会社の異常時放送の改善に向けたアクションリサーチ:教材開発と指導の効果検証』 風間書房,2022年.
[分担執筆]
・「社会心理学研究におけるサンプルサイズ設計」 村井潤一郎,橋本貴充(編)『心理学のためのサンプルサイズ設計』(第6章担当) 講談社,2017年.
[論文]
・「熟慮的ナラティブ生成モデル—行動準備を支える意味生成過程の理論的枠組み—」『コミュニケーション紀要』第36輯, 2026年.
・「列車緊急時における避難誘導の高度化に向けた情報支援法—避難はしご設置作業に関する事前動画学習支援と遂行時音声支援の比較—」『応用心理学研究』第51巻1号,1-20頁,2025年.山内香奈, 小野間紀子, 増田貴之
・「鉄道非常時における利用者の協力行動を促す社会啓発—問題と改善に向けた課題—」 『成城文藝』第265号,50(1)-30(21)頁,2024年.
・「リーダーの採用面接評価に混入するジェンダー・バイアスの検討—女性リーダーの希少性と多元的無知に着目して—」『コミュニケーション紀要』第35輯,35-51頁,2025年.

その他の業績:
https://researchmap.jp/yamauchi_kana/presentations
所属学会:
日本心理学会,日本教育心理学会,日本社会心理学会,日本教育工学会,日本行動計量学会,日本グループ・ダイナミックス学会,日本応用心理学会,日本リスク学会