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  • 成城大学研究機構グローカル研究センター共催 合評会「〈消費者〉の誕生 近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義」【終了しました】
    開催日:2023.12.10

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日 時:12月10日(日)14時~18時
場 所:成城大学3号館1階 311教室
著 者:林 凌(日本学術振興会特別研究員(PD)・成城大学グローカル研究センター客員研究員)
概要報告・リプライ:林 凌
評 者:畑山 要介(豊橋技術科学大学)
    跡部 千慧(立教大学)
    今野 晴貴(NPO法人POSSE代表)
実施形態:対面+オンライン(Zoom)
参加登録フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe7g1HdxvXxEM5y-Cij2Xcou4GFoIlGG-9uroafGwfTb-sArw/viewform?pli=1
オンライン参加だけでなく、対面参加の方についても、フォーム入力が必要となります(人数把握のため)。ご協力ください。

主催:消費文化と労働研究会 永田 大輔(明星大学) 松永 伸太朗(長野大学)
共催:成城大学研究機構グローカル研究センター

著書内容(出版社ウェブサイトより)

〈消費者〉の誕生/林 凌 – 以文社(ibunsha.co.jp)

戦後消費社会の出現とともに語られる〈消費者〉は、戦前期からすでに知識人の構想のなかに蠢いていた。
戦後の生活協同組合を支える論理を生み出した賀川豊彦・奥むめお・本位田祥男、流通行政の礎を築いた向井鹿松・谷口吉彦・福田敬太郎らの戦前・戦中期の思想=活動に肉薄し、近代日本に通底する社会改良主体/庇護対象としての〈消費者〉像を掘り起こす。
これまで黙殺されてきた/にも関わらず私たちの生を根底から規定する、消費者主権の思想史。

趣旨説明

グローカル研究センターでは、2023年に『消費と労働の文化社会学——やりがい搾取以降の「批判」を考える』を上梓した消費文化と労働研究会との共催のもと、本年5月に出版された林凌著『消費者の誕生:近代日本における消費者主権の系譜と新自由主義』(以文社、2023年)の合評会を実施いたします。1900-1940年代の知識人たちによる〈消費者〉言説に着目した本著は、現代に生きる私たちの自画像としての〈消費者〉が、国家統治言説と絡み合う形で成立する過程を描き出しています。
本合評会では、著者による本書の紹介の後、現代社会における倫理的市場の形成可能性について理論的・実証的に研究されている畑山要介氏、女性と労働の関係について歴史的に研究されている跡部千慧氏、NPO法人POSSEを運営されながら、現代社会における労働問題についてご研究されている今野晴貴氏を評者とし、消費、ジェンダー、労働といった広範な領野を横断する歴史研究である本著のポテンシャルと、今後の研究の可能性について、議論をすることを目的としています。皆様のご参加をお待ちしております。

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