イベント
2016年度
第1回 能の謡と囃子について(対談)
講演者 梅若 長左衛門 師〈能楽師〉
一噌 隆之 師〈能楽師一噌流笛方〉
定員 450名
日程 11月26日(土) 15:00~17:00
講義内容
能の魅力は何と言っても、演じ手であるシテ、ワキ、ツレの所作と謡の独特な節扱いでしょう。それに加え、能楽堂の空気をも振動させるような地謡の謡と合いまった、お囃子方の笛、小鼓、大鼓、太鼓の四拍子の演奏が曲の節目で、絶妙な伴奏の役を果たしています。
今回の一噌さんとの対談では、謡と囃子の関係が曲にどのような表情を与えているかをお話し、本来は旋律楽器である笛(能管)が他の楽器と同じように打楽器的な要素を持っているところなどを、実演してご覧いただこうと思います。(梅若長左衛門記)
講師紹介
梅若 長左衛門 師〈能楽師〉
観世流シテ方、(社)能楽協会会員 重要無形文化財(総合指定)。
財団法人梅若会理事。
成城大学にて民俗学を専攻(日本における仮面成立の研究に取り組む)。
三歳より父 日本芸術院会員 故 梅若恭行及伯父 日本芸術院会員 五五世 故 梅若六郎より指導を受け現在にいたる。現 五六世 梅若六郎とは従兄弟。
主な公演活動は、梅若会定例会及び梅若会特別公演・梅若靖記後援会主催による公演能「招魂」(おがたま)・薪能など。能楽師としてのみならず各種公演などのプロデューサとして活動している。
一噌 隆之 師〈能楽師一噌流笛方〉
昭和43年生まれ。成城学園には中学校から大学まで。経済学部経営学科卒。
能楽師一噌流笛方、一噌流笛方十四世家元一噌庸二の長男。
重要無形文化財総合指定保持者、公益社団法人能楽協会理事。
日本能楽会会員、国立能楽堂既成者研修講師、東京芸術大学邦楽科非常勤講師。
門弟社中会龍友会主宰、花の会主宰、海外公演等参加。
申込期間
2016年10月31日(月)8:30 ~ 11月17日(木)16:30