イベント
民俗学研究所では柳田國男生誕150年を記念して、「柳田國男と民俗学 —はじまりとしての旅—」と題して特別展を開催いたします。柳田が確立した日本民俗学の形成過程と成果についてご紹介いたします。
柳田は東京大学で経済学や法学を学び、卒業論文では産業組合に関する研究をしています。産業組合の根拠法である産業組合法が制定された明治33(1900)年に、柳田は農商務省に奉職し農政課に配属されました。産業組合の啓発普及活動に従事する日本で最初の産業組合担当者となりました。
柳田の最初の著作である『産業組合』において、日本で産業組合を設立していくためには、人間的基礎を確立しておくことが必要であることを主張し、人間的基礎を再確認するために柳田の関心は人間研究に向かいます。『時代と農政』と『遠野物語』を刊行した1910年は、柳田の日本民俗学形成に向けての結節点となりました。
本展では柳田の前半生の旅に焦点をあて、経済史学を基点とした日本民俗学形成への過程と確立後の教育学等への展開について理解を深める一助といたします。
皆さまのご来観を心よりお待ちいたしております。
[会 期]11月2日~11月29日(11月2・3日を除く日・祝・11月4日は閉館)
[開館時間]午前10時~午後4時(土曜日は正午まで)
[会 場]民俗学研究所展示室(大学4号館 3階)
[連 絡 先]minken[at]seijo.ac.jp
*メール送信時には[at]を@に置き換えてください
※会期のうち、11月11日(火)午後1時~2時30分は撮影のためご入場いただけません。
※日程等が変更になる場合があります。ウェブサイトをご確認ください。
※会期中はどなたでも予約なしでご覧いただけます。
お問合せ
成城大学民俗学研究所
minken[at]seijo.ac.jp
*メール送信時には[at]を@に置き換えてください