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2023.07.15
実社会でイノベーションに取り組んでいる企業から講師を招聘し、イノベーションの可能性、課題やその解決策、社会・経済へのインパクト等について考察する「イノベーション・マネジメント実践演習」。6月からは、社会イノベーション学部卒業生であり、株式会社ウミガメを起業した渡邉大瑛氏を講師に迎え、企業における課題について、ITを活用してどのように解決するか、グループワークと発表を通して学びました。
7月11日の最終プレゼンテーションでは、4つのグループが様々な視点から提案を行いました。新入社員のコミュニケーション不足をサポートし不安感や孤独感を解消する「AI秘書」、社員の成長スピードを可視化する「AI自己評価シート」、より対面に近い環境で仕事を行える「バーチャルオフィス」、暮らしの環境を改善することで離職する社員の減少を目指す未来型の「社宅」といった学生ならではの素直な発想や斬新なアイデアが並びました。
講師からはそれぞれの提案に対し、「日本語の表現を正確に」「デメリットも挙げているのは良い。自分たちの提案を客観的にみられているということ」「もっとアイデアの分母を増やせば、提案の質も上がる」と厳しくも温かいコメントがありました。また、学生たちの提案内容に類似した、講師が実際に関わっている案件を紹介して、より実効的な方策を示す場面もあり、リアルな社会の動きを学生達が感じた瞬間でした。
自ら問題を設定し、解決策を導き出し、成果を伝えるための知識・能力・感性を培っていくという社会イノベーション学部の学びのエッセンスが凝縮された本授業。学生たちは互いに切磋琢磨しながら成長していきます。
今年度前半の授業の様子はこちらから