成城大学

成城大学

Twitter FaceBook instagram YouTube LINE note
CONTACT EN

NEWS

  • 2025.10.09

    課題発見から解決策の実践へ「コミュニケーション・デザイン実践演習」

社会イノベーション学部の専門科目「コミュニケーション・デザイン実践演習」は、社会課題の解決に向けた基礎的な知識や手法を学び、実際に課題解決に取り組む実践型の授業です。受講生は4~7名ずつのチームに分かれ、課題の発見から仮説の構築・検証を行い、解決策の提案とプロトタイプの作成・評価まで一貫して取り組みました。

7月22日に行われた最終授業では、3つのチームがこれまでの成果を報告しました。当日はゲストとして社会イノベーション学部の南山学部長、キャリアセンターの長尾課長、さらにワークショップ開催などで連携をしているNTT東日本の社員の方にもご参加いただき、発表内容に対して講評や助言をいただきました。各チームの発表と講評概要は、以下のとおりです。

■「“生きた成城”を伝えるTikTok動画の発信」
成城大学の知名度向上を目的として、学生インタビューを中心としたショート動画をTikTokで発信する取り組みを行ったチームは,投稿後の再生状況などを分析し、発信効果の検証結果を報告しました。
講評:「動画がバズった(数日で1.4万回以上の動画再生数)」という成果自体も素晴らしいが、再生回数の分析や検証がなされている点が評価できる。動画が再生されることで、実際に何がもたらされるのかを検討することが重要である。大きな最終目標に向けて段階的に取り組むことで、内容がより深まるという助言がなされました.

■「成城の魅力を伝えるWebサイト『成城彩景』」
「成城のまち100周年を機に成城の魅力を発信する」ための第一歩として、成城大生に向けた成城の街の魅力を紹介するWebサイト「成城彩景」を企画しプロトタイプを制作したチームは、実際の利用者からのコメントをもとに、改善点や今後の展望も検討しました。
講評:Webサイトがわかりやすく作られており、デザインセンスや「成城彩景」というネーミングも高く評価できる。一方で、何を最終的なゴールにするのか、成城の魅力を伝えることが何をもたらすのかを考えてみることの重要性や、街を大学と関連づけることで発展的な取り組みにつながる可能性についても言及されました。

■「VR睡眠は睡眠の満足度を向上できるか」
睡眠について課題を持っている人が多い現状に着目し、その解決策の1つとしてVR睡眠という新たな睡眠環境について調査したチームは、「VR睡眠により誰かと一緒にいる感覚を再現することで、睡眠の質を阻害する「孤独感」が低減し睡眠の満足度が上がる」という仮説を立て、通常の睡眠との違いを調べるための実験やアンケートを行い分析しました。
講評:研究手順がしっかり踏まれていることが高く評価できる。睡眠環境(音、におい、同じ空間に人がいるかどうかなど)について様々な実験条件の設定が考えられ、非常にポテンシャルのある研究であることなどのコメントがなされました。

受講生同士もそれぞれの発表についてフィードバックを行い、実り多い報告会となりました。授業は終了しましたが、各チームの今後のプロジェクトの継続が期待されます。

  • 「“生きた成城”を伝えるTikTok動画の発信」の発表
    「“生きた成城”を伝えるTikTok動画の発信」の発表

  • 「成城の魅力を伝えるWebサイト『成城彩景』」の発表
    「成城の魅力を伝えるWebサイト『成城彩景』」の発表

  • 「VR睡眠は睡眠の満足度を向上できるか」の発表
    「VR睡眠は睡眠の満足度を向上できるか」の発表

  • 講評する南山社会イノベーション学部長(左)長尾キャリアセンター課長(右)
    講評する南山社会イノベーション学部長(左)長尾キャリアセンター課長(右)