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2026.01.21
2025年11月12日(水)の18時10分から、大学7号館4階の007教室にて、芸術学科ワークショップの一環であるレクチャー・コンサート「楽器とその音楽の歴史をたずねて——チェンバロとヴァイオリン——」が開催されました。文芸学部芸術学科の赤塚健太郎教授による企画・進行で、チェンバロ奏者の石川友香理さん、ヴァイオリン奏者の丸山韶さんをお迎えし、実際の楽器を用いた詳細な解説を交えながら実演を聴かせていただきました。
本レクチャー・コンサートは、芸術学科2年次の「芸術学・美術史実習」の一環として開催されたものです。履修者は、事前に2回の授業で楽器の歴史や構造について学び、さらに講義では味わえないその場での実演によって、理解をさらに深める機会となりました。履修者に加え、他の学生や教職員、さらに一般の来場者も含め、140人ほどが耳を傾けました。
前半は、石川さんからチェンバロの歴史や構造、奏法について詳しく解説していただき、さらにフレスコバルディやフォルクレ、バッハなどの独奏曲が演奏されました。その場で醸し出される豊かな響きやチェンバロならではの奏法に驚いた来場者も多かったようです。また、楽器に施された見事な装飾も関心を集めていました。なお、チェンバロについては、久保田チェンバロ工房から楽器をご提供いただきました。
後半は、丸山さんからヴァイオリンの歴史的な変遷について紹介があり、さらに声楽曲の装飾からヴァイオリン音楽が芽生えていく様子が実演されました。また、コレッリのヴァイオリン・ソナタを題材に、歴史資料に見られる様々な装飾や、ご自身による装飾が披露され、楽譜と実演との相違を実感とともに理解することができました。後半の演奏でも、引き続き石川さんにチェンバロによる通奏低音を担当していただき、即興性に富んだ伴奏が来場者の関心を引き付けました。
芸術学科では、学生達に芸術作品や制作現場について理解を深めてもらうことを目的として、制作や実践に携わる方々をお呼びし、実演やレクチャー、教員との対談などを行うワークショップを今後も実施していく予定です。
石川友香理氏 チェンバロ演奏の様子
チェンバロ
丸山韶氏 ヴァイオリン演奏の様子
ヴァイオリン
演奏者のおふたりと赤塚教授による合奏
レクチャー・コンサート終了