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2025.12.11
2025年11月9日(日)、文芸学部で初となる遠征版ミニオープンキャンパス「文芸芸キャラバン」を代々木ゼミナール新潟校で開催しました。本イベントは地方在住の高校生に向けて学部の魅力や学びの特色を直接届けることを目的とした企画であり、文芸6学科教員のほか、実際に新潟から入学した現役成城学生も参加しました。
今回のミニオープンキャンパスでは、学部を代表する2つの学科がミニ講義を実施しました。文化史学科 による「妖怪の民俗学」(講師:及川 祥平 准教授)では、身近な“妖怪”を切り口に人の暮らしや文化がどのような経緯や変遷によって成り立っているかを読み解く“民俗学”の面白さを紹介しました。続くマスコミュニケーション学科の「地域のニュースが世界を救う——ジャーナリズムの実践から」(講師:森 暢平 教授)では、地域に根ざしたニュースが社会に与える影響や、地域の視点に立つ報道の重要性についてお話ししました。どちらの講義も、参加者にとって馴染みのある「妖怪」や「地域ニュース」をテーマに据えることで、学科ごとの学びがどのように社会や身近な生活とつながっているかを分かりやすく伝える内容となりました。
及川准教授 ミニ講義の様子
森教授 ミニ講義の様子
ミニ講義に続いてのトークセッションでは、実際に新潟から進学した現役成城生も参加し、入学を志した理由や受験期の体験談、現在の大学生活について語られました。また、新潟に就職が決まった現役成城生はゼミでの学びを通して、東京で大学生活を送った後に地方で仕事をする気持ちになったと話してくれました。高校生から寄せられた質問に対して学生たちは自身の体験を踏まえて親しみやすく紹介し、教員は学びの支援体制やカリキュラムの特徴などを分かりやすく説明しました。
トークセッションの様子
このほか、会場には各学科の教員に直接相談できる学科紹介ブースや、受験に関する疑問に応える入試相談コーナーも設置し、参加者が入学に関する具体的な情報やイメージが得られるよう、実際のオープンキャンパスに近い環境を整えました。
文芸学部では、今回のように学部の特色をより多くの方に知っていただくための企画を、今後も継続して実施していく予定です。学内でのイベントはもちろん、遠方にお住まいの高校生にも気軽に参加いただけるよう、地域に出向く機会をさらに拡充していきます。