成城大学

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マスコミュニケーション史ゼミナール

マスコミュニケーション史ゼミナール

研究テーマ

マスコミュニケーションに関わる事象の歴史と現在について研究するゼミナールです。現在の事象を考えるためにその歴史を探究します。また、過去の事象が現在とどのように関係しているのか考えていきます。より具体的には、さまざまなメディア技術の歴史や、現代社会における人びとのライフスタイルの変容といったことが対象となります。
 一年生では「マスコミ史」の講義を通じ、活版印刷術からスマートフォンにいたるまでのさまざまなメディア技術の歴史を学んでもらいます。二年生では、特に東京という都市を対象に、その歴史と現在を調べる基礎演習を開いています。これらの科目を踏まえて、三年生から始まる演習では、メディアや都市現象についての社会学的視点から各自の研究に取り組んでもらいます。
 三年次の演習のテーマは、大きく近代社会と現代社会とを対象として、毎年、担当教員の興味関心によって変更しています。2015年度は高度成長期の日本社会の変容を主題として、人びとの暮らしの変容を考えました。2016年度にはシミュレーション(偽装、模擬実験)をキーワードとした消費社会化・情報社会化を主題としています。
 現在所属する学生は、次のようなテーマに取り組んでいます。「子どもと出版メディアの歴史」「アニメとリアリティ」「SNSと意見形成」「戦後日本におけるアイドルの変容と社会」「広告とジェンダーの歴史と現在」「SNSへの参与の違い」「ドラマ、動作、演技」「アートと複製技術の歴史」。

マスコミュニケーション史ゼミナール

ゼミの特徴と流れ

ゼミナールは、三年生の演習から継続していくことを基本としています。三年生の夏学期に自分の興味関心を報告し、ゼミ合宿で簡単な研究計画書を発表してもらいます。冬学期にはその計画書に基づいた研究をすすめ演習論文を執筆します。四年次のゼミナールでは、演習論文に対する教員の指導を踏まえ、より具体的な調査や関連文献の精読に向かっていきます。夏学期の成果をゼミ合宿で報告し、そのフィードバックを反映した卒業論文を執筆します。
 本ゼミでの研究テーマは、学生の興味関心を最優先します。自分がほんとうに知りたいと思うことを探し、それを学術論文へと仕上げていくことを教員が手助けしていきます。また、学生は自分の研究だけではなく、ほかの受講者の研究をよりよいものとしていくための深いコミットメントを求められます。

ゼミのモットー

学生には、好奇心、向学心、ホスピタリティという三つの資質を伸ばすことを求めています。またそのような三つの資質をもった学生を歓迎します。同時に、学生には読書、映画視聴、旅行といった経験を積んでもらいたいと思い、なるべくそのような機会を多くもうけるようにしています。