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  • 2021.04.13

    経済学部 牧野陽子名誉教授の著書の書評が新聞各紙に掲載されました

経済学部 牧野陽子名誉教授の著書『ラフカディオ・ハーンと日本の近代』(新曜社、2020/12/15)が出版され、読売新聞(2021/2/21)、熊本日日新聞(1/31)、山陰中央新報(3/18)、信濃毎日新聞(3/13)、富山新聞/北国新聞(3/13)、沖縄タイムス(3/16)ほかに書評が掲載されました。

(出版社HPより書籍紹介)
近代化のなかで問われた日本人の宗教的感性とは?
ハーン=小泉八雲が見つめつづけたものを、ウィリアム・グリフィス、イザベラ・バード、キャサリン・サンソム、さらには柳田國男、柳宗悦、芥川龍之介、林芙美子など、幾多の視線が交錯するなかに浮かび上がらせる。
(参考リンク)https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b552195.html

「ハーン=小泉八雲は一つの価値観を強要するキリスト教文明に対して、神仏習合、祖先崇拝を軸とする日本人の内なる生活にはそれを問い返す力があると見ていた。その思想の受容を通して日本の近代を考察していく。・・・」(信濃毎日、富山新聞、沖縄タイムス)
「著者はハーンの英語原文に邦訳を添え、精緻な評釈を重ねていく。フランス派比較文学の読解法〈エクスプリカシオン・ド・テクスト〉が冴えわたっている。ハーンは理論不在という批判にたいして、神道世界をイメージで示すことによって答えたのだ。・・・」(読売新聞)
「第1部は、八雲が捉えた日本古来の宗教的心性と現代における意義を論じ、八雲の日本観をたどり直す。八雲作品の受容のありように焦点を当てた第2部では、柳田国男「遠野物語」と八雲「知られぬ日本の面影」が合わせ鏡のようにつづられ、柳宗悦の民芸論には八雲「日本人の微笑」の影響が見られると指摘する。第3部は、「宗教・庶民・自然」という八雲の関心と重なり合う光景を見つめた作家たちとして、明治初期のイザベラ・バードや、林芙美子の戦後の作品などを読み解く。」(山陰中央新報)

ぜひご一読ください。