羽根ゼミ
財務会計探求
本ゼミの目的は、財務会計に関する諸論点について検討し、財務会計に対する理解を深めることです。また、ゼミ生各自が主体的に活動することを通じて、チームワークやコミュニケーション能力を培うことも目的としています。以下、大まかな活動計画を示しますが、ゼミ生の希望によって変更することがあります。
2年次は、会計の基礎的な知識を修得するために、基本的な簿記・会計学のテキストの輪読発表を行います。テキストの輪読は、グループワークを中心として行い、テキストの各章を分担報告することになります。報告の後、関連するテーマについてグループディスカッションを行います。簿記のテキストを使用する場合は、問題演習も行いますので、電卓は必須です。テキストの輪読を通じて、簿記・会計の基礎的な知識を修得するのはもちろん、相手に伝わりやすい発表の仕方やレジュメの作り方についても学習します。
3年次は、より発展的な財務会計のテキストの輪読、さらには、財務会計に関する学術論文の輪読を行います。テキストの輪読では、会計基準上、求められる会計手続の詳細を学ぶことも重要ですが、「なぜ、そのような手続が求められるのか」という点に常に関心をもって臨んでください。そのような関心を持つことは、4年次の卒業論文のテーマ選びにも役立ちます。学術論文の輪読では、①取り上げた論文の執筆者の問題意識はどこにあるのか、②その問題を分析するにあたって、どのような道筋を辿って結論が導かれているのか、に注意してください。学術論文の輪読を通じて、財務会計に関する諸論点に対して深い理解を形成するだけではなく、論文の書き方についても学ぶことができます。
4年次は、卒業論文のテーマを選び、完成を目指します。卒業論文の執筆は苦難を伴うものではありますが、その分達成感も大きく、大学生時代の貴重な経験の一つとなることでしょう。
その他、合宿なども予定していますので、ゼミ活動への積極的な参加を期待します。
会計学関連ゼミ履修モデル
(羽根ゼミ)