近年、多くの大学で「大学での学びへの動機づけ」「学習意欲の維持・向上」を目的とした入学前教育が行われています。成城大学でも、来年度から本学進学予定の成城学園高等学校３年生を対象としたキャリアサポートプログラム「MAP HIGH」を実施しました。
「MAP」とは「My Advanced Program」の略称で、「自分を知ること」「他者を知ること」「社会を知ること」を目的に、成城大学が成城大生のために実施していたキャリアサポートプログラムです。「MAP HIGH」は、その高校生版で、15年以上実施しています。

　1日目は現役大学生による経験談を、授業、ゼミナール、部活・サークル、アルバイト、その他の5つの項目ごとに紹介し、高校生に自分が大学生になった時のイメージを想像してもらいました。

　2日目は1日目に聞いた現役大学生の話をもとに「理想の大学生活について考えよう」というテーマで議論を交わしました。各グループにファシリテーターとして参加した現役大学生に対し、高校生が気になっていることを聞く姿勢から、大学生になる不安な気持ちや楽しみな気持ちであふれていることが伝わりました。

　最後は「理想の大学生活」を漢字一文字にまとめ、その文字を選んだ理由や具体的なアクションプランを模造紙を使い発表してもらいました。
　発表では、「挑」のような新たなことに挑戦し、楽しく実りのある大学生活にしたいというグループもあれば、成城大学の「成」という漢字を選び、成長して成果を上げたいというユニークさあふれる班もありました。

　今回の「MAP HIGH」を通して、自らの理想の大学生活をデザインし、後悔のない4年間を過ごしてもらいたいと思います。

（この記事は、プログラムを運営・サポートした本学学生（キャリアサポーター）が作成しました）