成城大学

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本学の取り組み

博物館資料保存論

博物館資料保存論
担当教諭 和田 浩先生

博物館資料保存論は文字通り博物館資料をどのように保存するかを学ぶための講義です。博物館には資料を活用する義務がありますが、安全に活用せねばなりません。そのために必要な知識や技術とは一体何かを学びます。

  • 授業内の様子
    授業内の様子

  • 温湿度計の機能、役割についての講義
    温湿度計の機能、役割についての講義

講義では教科書を用いず、博物館に勤務している講師が得た経験を、様々な場面で記録した画像や動画を用いてお話いたします。
また、資料保存に用いる機材には特殊なものが存在しますが、それらを学芸員として取り扱いできるようになっておく必要があります。そこで、講義では時々実習形式を導入し、例えば温湿度計の原理や取り扱い方法については、実際に博物館で使用している機材と同じものに触れて体感しながら進めます。

  • 温湿度計を分解し、構造についての講義
    温湿度計を分解し、構造についての講義

  • 学生が実際に温湿度計を分解している様子
    学生が実際に温湿度計を分解している様子

博物館資料保存論を受講した後、展示を見に行くと、きっと資料以外の部分に視線が向かってしまうと思います。それは学芸員の仕事を展示室で自然に探しているということなのです。博物館の展示に限らず、ものを見た時にそれが多くの人間の仕事の結果であることを感じ取るアンテナを持つことができれば、日常的な光景が一層深みを増して、色んな面白さが湧き出てくると思います。学芸員になるかどうかは問題ではなく、楽しい人生を過ごせる方法を身につけてもらいたいです。