民俗学研究所は毎年11月に、柳田國男に関する特別展と収蔵郷土玩具を題材とした特別展とを隔年で開催しております。研究所創設50周年にあたる今年度は、柳田國男が日本民俗学を確立していく過程で試みた共同調査の試みを題材にした標記特別展を開催いたします。
柳田國男は1918年に郷土会による神奈川県津久井郡内郷村での学際的共同調査に参加した経験をもとに、1930年代に「山村調査」「海村調査」と呼ばれる共同調査を主導しました。この共同調査の試みは民俗学における調査方法の模索と調査者の育成に大きな役割を果たし、民俗学確立のための要件の一つとなりました。
新たな民俗事象の発見と分布の確認を目的としたこれらの試みは、やがて個別分析法による共同調査へと展開され、現在にいたっています。本展では、柳田の試みを基点とした民俗学における共同調査の展開を紹介いたします。

皆さまのご来観を心よりお待ちいたしております。

［会　　期］11月2日～12月22日（11月4日および、それ以降の日曜日・祝日は閉室）
［開館時間］午前10時～午後4時（土曜日は正午まで）
［会　　場］民俗学研究所展示室（大学4号館　3階）　成城大学へのアクセス

観覧は11月6日以降は事前予約制とさせて頂きます。下記まで氏名・連絡先・希望日時をご連絡ください。また、感染症の拡大状況に応じて日程が変更になる場合があります。
［予約連絡先］minken［at］seijo.ac.jp
＊メール送信時には［at］を@に置き換えてください

お問合せ

成城大学民俗学研究所
TEL：03-3482-9097・9098
電話受付時間　平日9：00～16：30　土曜日　9：00～12：00