成城大学

成城大学

Twitter FaceBook instagram YouTube LINE note
CONTACT EN

山本理奈ゼミ

現代社会 生活 文化

 山本ゼミでは、人びとの生活や文化を通して、現代社会を理解することを目標とします。具体的には、A)3年生の前期において、文献講読(都市化、消費化、情報化、グローバル化などに関する社会理論)を行い、調査を実施するための基礎知識を習得し、調査テーマを絞っていきます。そのうえで、B)3年生の後期以降は、履修者各自の問題関心に基づいて調査(文献調査、アンケート調査、インタビュー調査、フィールドワークなど)を実施し、卒業論文の執筆を行っていきます。
 またゼミの特徴は、次にあげる三点にあります。1)問題関心の共通する3人程度の作業グループをつくり、グループワークを通して、各自の調査テーマを絞っていきます。2)調査結果の個人報告を行い、ディスカッションを通して、卒論の論点や論理構成を確認していきます。3)ゼミ全体を通して、ディスカッションだけではなく親睦を深める機会(懇親会・合宿など)を、大切にしていきます。

卒業研究題目

  • イメージから読み取る理想の住空間———大学生への意識調査を手がかりに
  • SNSにおける自己表現と印象操作——アカウントの使い分けを焦点として
  • 水族館の変容——娯楽と展示から水族館の将来を考える
  • 二次元コンテンツの発展に関する現代社会論的考察
  • NPO法人と行政の協働をめぐる現状と課題

担当教員主要業績

  • Yamamoto, R (2024, in press). Smart Homes: Focusing on AI, IoT and Robots for Aged Care. In Elliott A (ed.) De Gruyter Handbook of Artificial Intelligence, Identity and Technology Studies. De Gruyter.
  • 「現代社会論の課題——消費化・情報化を焦点として」『思想』1192号、pp.50-62、2023年。
  • 「都市の住まいとまちなみ——『成城』を通して考える」新倉貴仁編『山の手「成城」の社会史——都市・ミドルクラス・文化』青弓社、pp.194-220、2020年。
  • 「現代日本社会への問いとしての空き家問題——都市の居住福祉をめぐる政策と論理」内田隆三編著『現代社会と人間への問い』せりか書房、pp.274-295、2015年。
  • 『マイホーム神話の生成と臨界——住宅社会学の試み』岩波書店、2014年。