成城大学

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南山ゼミ(MINAMIYAMAゼミ)

ジェンダー、セクシュアリティ、恋愛・結婚の自由化、家族の多様化・脱家族

南山ゼミでは、恋愛・結婚の自由化、近代家族をこえた家族の存在、非婚化と家族の代替としての人間関係・コミュニティの出現などといった家族の多様化現象・脱家族の動向と家族問題やその周辺的課題(ジェンダーをめぐる社会的動向やセクシュアリティの多様性、高齢者・障害者のケア、子育て不安・子どもの貧困、児童虐待やDV、離婚・再婚とステップファミリー、ワーク・ライフ・バランス、地域社会の現状と再生、非婚化社会と暮らし、新しいライフスタイルの出現など)について、社会学の基本的な視角を学びながら、その社会的・歴史的背景も含め理解を深めていきます。そして、以上の作業を充分にふまえながら、家族の多様化現象・脱家族の動向と家族問題やその周辺的課題の関連性について、注意深く検討していきます。加えて、南山ゼミでは、文献要約の手順、報告用のレジュメやスライドの作成手順、報告・討論の仕方など、ゼミにとって必要なスキルも身につけながら、個人研究(卒業研究)やゼミナール大会のためのグループ研究なども行っていきます。 卒論のテーマは各自の関心に基づいて自由に設定してもらっていますが、ひとりでも多くの人に納得してもらえるような研究上の問い(=リサーチクエスチョン)をたて、明確な根拠に基づいて自身の意見を論理立てて説明できる力を獲得できるようサポートしています。こうした力は、就職活動でも、また社会人になっても、きっと大切になるのではと思っています。

卒業研究題目

  • モテとジェンダー・ステレオタイプの関係性—女性ファッション雑誌『CanCam』の分析を通じて —
  • メディアによる幼児期のジェンダー構築—子ども向け番組における性ステレオタイプ的描写とその変化—
  • しつけと虐待の境界線に関する意識とその規定要因—大学生を対象とした意識調査に基づいて—
  • 多様化するライフスタイルと若者の恋愛事情—おひとりさま時代における新しい恋愛のかたち—
  • セクシュアルマイノリティの子どもたちが抱える生きづらさ—これからの学校教育に求められるものは何か—

担当教員主要業績

  • 家族は「やすらぎの場」といえるのか?—夫婦間の役割分担に焦点をあてて—
  • 家族問題への研究アプローチ—質的研究法に焦点をあてて—
  • あいまいな喪失ー生と死の<あいだ>と未解決の悲嘆ー
  • ライフストーリーインタビューで社会学する—人生の物語を聞き取る—
  • 病いの経験とリカバリーの物語-「リカバリー」の意味に焦点をあてて-