成城大学

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遠藤ゼミ

現代企業におけるイノベーションと組織の学習能力

 企業が将来にわたり発展していくには、イノベーションを実現し、顧客や社会が抱える問題への新たな解決策を生み出せるかがカギになります。そのためには、ヒト・モノ・カネ・情報などの経営資源をこれまでにない「非常識」なやり方で組み合わせられるような組織の存在が欠かせません。しかし、現代の企業にとってイノベーションの実現は、より難しくなっているといわれています。従来の発想で製品やサービスのイノベーションに取り組んだとしても顧客に受け入れらない状況が増えてきているし、企業の規模や活動領域の拡がりにともなって組織の柔軟性や創造性が低下しつつあるからです。
 そこで遠藤ゼミナールでは、新製品や新サービスの開発といった企業の革新的な戦略行動とその土台になる新たな組織のあり方に焦点を当て、激しい環境変化のなかでいかにイノベーションを起こし、他社に対する競争優位を獲得していくかという問題を検討していきます。具体的には、「新たな顧客価値の創造」という視点からイノベーションをひも解くとともに、「組織の学習能力の向上・更新」という観点から組織変革の方向性を探っていきます。

卒業研究題目

  • 日本における中小酒蔵の生き残りに向けた経営戦略
  • サービス業に従事する学生アルバイトがエンゲージメントを高めるためのリーダーシップ
  • 「買うという行為・経験」という視点から見る新たなマーケティング戦略の可能性
  • AIの効果的な活用が現代企業の競争優位に及ぼす影響についての一考察
  • LGBTがもたらすダイバーシティと日本企業のイノベーション

担当教員主要業績

  • イノベーションを促すマネジメント要因の時系列分析:2014~2022年度のアンケート調査をもとに(2023年)
  • イノベーション創出の組織マネジメントと心理的安全性との関係(2022年)
  • 共創を促す組織の能力(2021年)
  • 革新のための共創:組織マネジメントの視点から(2020年)
  • 日本企業のイノベーション創出プロセス:組織学習の視点から(2018年)