成城大学

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マスメディア・言説分析ゼミナール

マスメディア・言説分析ゼミナール

研究テーマ

このゼミナールでは、「言説」をキーワードに、マスメディアに関わる歴史を研究します。ここで言う「言説」とは、「言われたこと」や「書かれたこと」を指します。例えば、ある年の流行語が気づいたら死語になっていたり、昔は賞賛されていた行為がいつの間にか非難の対象になっていたり……というように、私たちの語ることやその語り口(=言説)は、時代とともに変化しています。その中で、私たちが「当たり前」だと思う事柄も変わってきました。では、マスメディアを通じて流通する様々な「言説」はそれぞれ、いつ・どのようにして形成されたのでしょうか? それらは、これからどうなっていくのでしょうか? このゼミナールでは、各人が自分のテーマに即して、この問いに答えていくことを目指します。

ゼミの特徴と流れ

 3年生の前期には、「言説分析」と「メディア論」に関わる文献を中心に購読し、理論的な視座を学びます。購読にあたっては、各回の担当者が文献の要約とコメントを記したレジュメを作成し、報告します。また、担当者以外もコメントを提出し、参加者全員で意見交換を行います。後期には、卒業論文に向けた研究を進めていきます。テーマの決め方・問いの立て方・文献の探し方・分析対象の決め方・答えの出し方を学んだ上で、各自で研究計画を立て、ゼミ論文を仕上げてもらいます。
 4年生の前期には、方法論に関わる文献を購読し、各人の研究方法を見直していきます。その上で、夏休みには調査・分析を進め、卒論の土台づくりを行います。後期には、各自の研究発表を行いながら、卒論を仕上げてもらいます。

卒論に取り組む

現在所属している学生は、「方言のヴァーチャル化」「現代のお笑い」「美容・整形をめぐる認識の変化」「テレビドラマにおける家族」「アイドルオタクの意識」「化粧の流行」「ジェンダーステレオタイプと教育」「オンラインゲームの言語表現」「テレビ離れ」といったテーマに取り組んでいます。
 何よりも、自分の頭を使って考える力を養ってほしいと思っています。