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金融業界の最先端に触れながら
「経済のプロ」を育てる

経済学ゼミナール
経済学部 経済学科 中田 真佐男 教授

時代の進化とともに台頭する
最先端のテクノロジーと将来性を分析

スマートフォン決済や生体認証などのさまざまなテクノロジーが普及し、金融業界にも大きな変化をもたらすようになりました。私のゼミナールでは、そのような最先端のトピックを取り上げ、調査・分析を行っています。
最近では、AI(人工知能)がもたらす金融サービスの未来、またLINEやヤフーなどのWeb企業の金融サービス参入によって、消費者が享受できるメリットや既存の金融機関がどう対応するのかを分析しています。

習得したスキルをもとに
グループワークで成果を上げる

2年次には、1週間ごとに一人ずつ交代で、気になった新聞記事を報告し、学生同士で議論を展開しています。個人が興味を持ったトピックでも、数名で議論することでほかの学生の関心が広がるきっかけになります。
3年生にはテーマを与え、これまでの知識を活かしてチーム全体でひとつの論文をまとめ上げていく作業に移ります。
学生それぞれのストロングポイントを組み合わせることでシナジー(相乗効果)が生まれ、チームとして高い成果が実現されていくことの楽しさや喜びを感じてもらいたいです。

自分が輝ける場を見つけ、
金融のスペシャリストとして活躍してほしい

私は、学生に「金融のスペシャリスト」として社会に羽ばたいてもらいたいと思っています。卒業後、学生が働きがいのある企業に就職してキャリアを磨けるように、教育を通じて夢の実現をどうサポートできるか。そのことを考えて指導しています。
専門知識を深めることが前提ですが、大学生活を通じて、社会に出てから役立つスキルを身につけてほしいです。例えば、他大学やほかのゼミナールの学生と研究交流を図ったり、ディベート演習を通じて議論する力や実践的なプレゼンテーションのスキルを学んだり……。
経済の知識をベースに、相手の意見も踏まえながら、正しく意見を伝える力を鍛えてもらいたいです。

日常の疑問を大切に。
お互いの個性を尊重して学ぼう

日頃のニュースはもちろんですが、生活の中でのふとした気づきも大切にしてください。
例えば、日常的に使っているPASMOなどの電子マネー。かざしているだけなのに、誰もがそれを信用して決済が成り立っています。
このような日常の物事も経済学の学びにつながるのです。
私のゼミの特長は「多様性」です。勉強が多少苦手でも、モチベーションさえあれば問題ありません。多様な価値観を持った学生が集まり、お互いに強みを尊重し合えれば、ゼミでの学びもよりよいものになるはずです。