法学部|学生インタビュー

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過去の判例に基づいて、
生活と密接に関わる「法」を学ぶ

法学部 法律学科 3年

日常生活の近くにある
「民法」をより深く学びたい

1年次では、刑法を始め基本的なことを学びましたが、その中でも特におもしろかったのが「民法」の授業。売買やお金の貸し借りなど、自分の生活と密接に関わるところにも法律が関与しているのだと知って、ますます興味を惹かれました。
数ある民法のゼミの中から池田先生のゼミを選んだのは、友人から「いい先生らしいよ」とおすすめされたから。実際に池田先生の授業を受けてみると、説明がとても丁寧でわかりやすく、民法を学ぶには最適な環境でした。

犯罪はなぜ起こるのか?
法の根本を見つめ直す

印象に残っているのは「刑事政策」の授業です。法学は過去の事件などの情報がベースにあって、解決策を模索していくもの。しかし、その授業は「なぜ犯罪が起きるのか」「犯罪をなくすためにはどうしたらいいのか」という根本的な部分を考えるものでした。
授業の一環で、元受刑者に刑務所の中の生活を聞けたのも貴重な体験でした。また「法律は感情では動かない、条文に書いてあることが正しい」というのが、法の考え方。ニュースを見ても、このような観点から物事を考えることができるようになりました。

過去の判例を調べて発表
学生同士で質疑応答も

現在は、池田雅則先生のゼミナールで民法を勉強しています。ゼミは主に、先生から提示された判例から興味のあるものを選び、調査の成果を発表する形式。前期は「代理権の濫用」の判例について調べました。
例えば、部下に商品の注文を代理で依頼したときに、指示した以上の数を注文したらどうなるのか?過去に起こった類似案件を調べ、どのような判決が出たかなどをまとめて発表しました。発表したあとは学生同士で質疑応答を行います。どんな質問にも対応できるよう事前にしっかり調べておかなくてはなりません。

あらゆるライフステージで
学んだ知識が役に立つ

今後は、訪問販売やネットショッピングにおけるクーリングオフや詐欺の対応法など、民法の中でもより日常生活に近い「消費者法」を学んでいきたいです。過去の判例を参照しながら、このケースにはどの法律が適応され、どんな効果があるのか、具体的な事例に基づいて調査するつもりです。
これらは、身近な例から学べて、日常でも役に立つ知識。今学んでいることは、実際に就職したときはもちろん、人生のさまざまなステージで活かせると思います。