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現場のリアルなデータを読み解き
イノベーションの可能性を探る

イノベーション政策論ゼミナール
社会イノベーション学部 政策イノベーション学科 伊地知 寛博 教授

多様なデータや文献から
学生自身が問題を見つけ出す

私のゼミナールでは、主に一人ひとりの学生がさまざまなデータや文献を読み解き、自ら問題を見つけ出すことで「イノベーションとは何か」を学んでいます。卒業研究ではイノベーションをどう進めていくのか、新しい価値をどう生み出すのかという一歩踏み込んだところまで到達することを目指しています。

さまざまな組織が関わり合い、
イノベーションが実現される

ゼミでは具体的な事例として、次世代通信規格5Gを使ったデバイスやサービスにどんな企業や技術が関わっているのかをグループごとに調査。
できる限り一次資料にあたり、通信会社だけでなくメーカーや国際標準化機関、政策でいうと有限の周波数を割り当てるにあたって総務省が関わっていることなど、さまざまな技術や企業等が複雑に関わり合うことでイノベーションが実現できるということを認識してもらいました。

一次資料を調査・分析することで
新たな発見がある

学生に身につけてほしいのは、データを読み解く力です。例えば世界的な大手ゲーム会社について研究した学生は、その企業が出願した2,000以上の特許をすべて調べ上げ、技術が使われている製品や開発者の名前もリサーチ。その結果、世界的な企業でありながら、ベンチャー企業のように個人の研究者や技術者が主体となって製品を生み出していることがわかりました。
オリジナルのデータを調べ、整理して分析することで、今まで知られていない新たな情報を見つけ出す。そうした新たな発見を学生自身にしてもらうことを大切にしています。

新しい価値を生み出すことに
興味のある高校生を待っています

ビジネスだけではなく、行政や公共団体などさまざまな場所でイノベーションは可能です。幅広くさまざまなことが学べる社会イノベーション学部では、みなさんの想像をはるかに超えるたくさんのチャンスが待っているはず。
世の中に新しい価値を生み出すものをつくることに関わりたい、貢献していきたいという高校生の方にぜひ目指してほしいと思います。