体験レポート

ウィスコンシン大学ミルウォーキー校での留学生活を終えて

文芸学部英文学科 S・N

私の所属する文芸学部英文科では、英米国の詩、小説、映画などについて、様々な作品を通して学びます。また英語を母国語とするネイティブスピーカーによる英会話の授業もあり、英語を学ぶだけでなく実際に使う環境もあります。そうした環境で学ぶ中で、英語や英米文化への興味が日々増していき、英語圏への留学を考えるようになりました。まず1年次の夏に、本学の提供しているカナダでの海外短期留学研修に参加しました。この研修では、アルバータ大学での留学生用の授業やホームステイ等を通して、違う文化を持つ人々とコミュニケーションをとることの楽しさ、また自分の英語力向上の必要性を改めて感じました。1か月間の短期留学は本当にあっという間で、日本に帰って来た時には「絶対に長期留学をしたい」と思うようになっていました。



その後は長期交換留学の応募基準を満たすためにTOEFLを必死に勉強し、1年次2月の学内選考を通過し、晴れてアメリカのウィスコンシン州立大学ミルウォーキー校(UWM)に、交換留学生として1年間留学することが決まりました。留学先では、心理学、人間間コミュニケーション、演劇、ステージデザインなど、日本では専攻していない分野や学ぶことのできない学問を幅広く学びました。UWMで私が受けた授業は、日本のほとんどの大学がとっている講義形式とは違い、生徒参加型の授業でした。例えば、人間間コミュニケーションは、週1回の講義と週2回のディスカッションクラスがセットになっていて、ディスカッションクラスでは、その週の講義の内容について皆で話し合います。この分野で学ぶことは「どうしたら人間はうまくコミュニケーションがとれるのか」、「言動の環境的要因と遺伝的要因はどうコミュニケーションに影響するのか」といったことをグローバルな視点から学びます。

クラスに日本人は私一人だったので、教授から日本人としての意見を聞かれることもよくありました。演劇の授業では、クラスの中でグループにいくつか分かれ、既存の劇作品から台本を1冊選び、学期末の発表に向けて各グループ練習をしました。英語の台詞を覚えることや外国人になりきって演じることは難しかったですが、グループの皆と放課後集まって練習した時間は本当に楽しかったです。

留学中は大学の寮に滞在したため、世界各国の交換留学生を含めた多くの学生と接することができました。見ず知らずの、しかも文化の違う人との共同生活は楽しいことばかりではなく、問題も色々とありましたが、それもまた勉強になりました。また、小さい頃からずっとダンスを続けている私は、大学のスポーツセンターで行われているダンスクラスに積極的に参加したり、インターネットで見つけたダンススタジオに通ったりしました。そこでは、たくさんの人と楽しくダンスをしてコミュニケーションをとり、友人の輪を広げることができました。授業やダンスを通して出会った友人とは、食事をしたりお酒を飲んだりしながら、お互いの国や文化をはじめ、様々なことについて語りました。私が日本に帰国する直前に開いた、誕生日会兼お別れ会では、合わせて50人以上の友人が集まり、音楽に合わせて踊ったり、思い出話をしたりして楽しく過ごし、あらためて周りの友人に恵まれていたことに気づき、嬉しく思いました。
ここに書いたことは、私の留学体験のほんの一部でしかありません。楽しいことも大変なことも、実際に留学して自ら行動して感じないとわからないことはたくさんあります。交換留学を通して是非それをみなさんには体感して欲しいです。

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