成城大学

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主な感染症について

感染症とは、微生物やウイルス等の病原体が体内に侵入し、増殖したためにおこる病気をいいます。感染症には、インフルエンザのように人から人へ伝染する伝染性感染症と破傷風のように人から人に伝染しない非伝染性感染症とがあります。
学校は感染症が流行しやすい集団生活の場です。感染症の予防対策として、日頃から「うつらない」「うつさない」ための準備をしておくことが大切です。そのためには、「手洗い」「咳エチケット」が有効です。

手洗いのポイント
(1)外出後、トイレ後、食事前に必ず石鹸(できれば液体)を使って洗う。
(2)まず流水で軽く洗い、しっかり石けん液を泡立て、洗い残しがないようにていねいに洗う。
(3)タオルは共用せず(できればペーパータオルで)、水分はしっかり拭きとる。

咳エチケットのポイント
(1)咳、くしゃみをする時はテッシュなどで口や鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れる。
(2)鼻汁、痰などがついたテッシュなどは、ビニール袋に入れたり、蓋つきのゴミ箱に捨てる。
(3)咳をしている時にはマスクを着用する。
(4)咳をしている人と一緒にいる家族、対応する介護者なども、マスクを着用する。

学校において予防すべき感染症の解説

薬物乱用防止について

~薬物から自分を守るために~
薬物の乱用の開始の背景には、好奇心、周囲の人々からの誘い、断りにくい人間関係、薬物を手に入れやすい環境などがあります。友だちや先輩、イベントやクラブなどで偶然出会った人に勧められたり、SNS等で見つけたりしてもきっぱりNOと断ることが大切です。危険な場所に近づかないことや逃げることも勇気です。薬物を勧めてくる友だちや恋人はあなたにとって大切な人ではありません。
もし誘われたりして困ることがあったり、薬物の乱用をやめたいと思っている人や自分の周りの家族や友人などの薬物の乱用で悩んでいる人は、一人で悩まず最寄りの保健福祉センター(保健所)、精神保健福祉センター、警察・交番・派出所や以下の相談窓口に相談しましょう。

~大麻~
若者を中心に大麻の乱用が急増しています。覚せい剤よりも入手・使用がしやすいためか、暴力団など反社会的勢力とは無縁の『普通の若者』が大麻事件の容疑者として逮捕されているのが現状です。また、大麻から成分を抽出した「大麻リキッド」や「大麻ワックス」など新しいタイプの加工品や、海外から持ち込まれた大麻を含んだチョコレートやクッキー、キャンディーといった食品の摘発も増加しています。
大麻の有害性は、特に成長期にある若者の脳に対して影響が大きいことも判明しています。また、大麻はうつ病や記憶の障害を引き起こすなど、メンタルヘルスにも悪影響を与えます。

~危険ドラッグ~
「合法ハーブ」や「合法アロマ」は覚醒剤や大麻などと同様の化学物質が添加された「危険ドラッグ」です。お香、ハーブ、アロマオイル、ビデオクリーナー、植物肥料、芳香剤、バスソルトなどと称して販売されています。また、形状が錠剤やカプセル・液剤など一見サプリメントのようなものもあるため、本人が自覚のないまま薬物を乱用している場合もあります。
危険ドラッグには、既に規制されている麻薬や覚醒剤の化学構造を少しだけ変えた物質が含まれており、体への影響は麻薬や覚醒剤と変わりません。それどころか、麻薬や覚醒剤より危険な成分が含まれていることもあり、身体への影響は麻薬や覚せい剤と同等またはそれ以上です。

~薬物乱用による心身への影響~
薬物の乱用は脳や心臓、肺、肝臓などさまざまな臓器に悪影響を引きおこします。このうち、脳・中枢神経系に薬物が作用することで大脳の神経細胞が死滅して記憶力が低下したり、幻聴・幻視や妄想、興奮・錯乱・情動不穏などの精神障害があらわれたりします。精神障害があらわれると、その後治療によって表面上は回復しているかに見えても、些細なストレスや飲酒などをきっかけに幻覚や妄想などが再びおこることがあります。これをフラッシュバック(自然再燃)といい、治療をしても一生続きます。
また、薬物の乱用を繰り返すとその薬物の使用をやめようと思っても渇望を自己コントロールできず薬物依存の状態に陥ります。また耐性といって、乱用を何度も続けているうちにそれまでの量では効き方が弱くなることがあります。このことによって使う量や回数が増えていき危険なサイクルに陥ります。

~薬物依存による対人的・社会的な影響~
薬物依存はその人の心身に異変をおこして薬物を使い続けさせるだけでなく、ほかにもさまざまな深刻な問題をもたらします。
・家族の問題:家族機能の障害、家庭内暴力、家庭崩壊
・対人関係上の問題:トラブルをおこしやすく友人知人から離れ孤立する、薬物乱用仲間の形成
・社会生活上の問題:職務能力の低下、怠学・怠業、退学・失業、借金
・社会全体の問題:薬物汚染、犯罪・事故の増加、治安の悪化

~薬物乱用を取り締まる法律~
乱用される薬物にかかわる法律には「覚せい剤取締法」「麻薬及び向精神薬取締法」「大麻取締法」「毒物及び劇物取締法」「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」などがあります。
たとえば大麻の場合は「大麻取締法」で規制され、輸出入や栽培で7年以下の懲役、所持や譲受・譲渡にて5年以下の懲役、不正栽培のための種子の提供で3年以下の懲役となります。営利目的の場合はさらに刑期が伸びます。また、手伝っただけでも犯罪の共犯やほう助にあたり処罰の対象になります。さらに、悪ふざけで大麻や覚せい剤に関する広告をSNSに掲載した場合も処罰の対象になります。

※相談することで警察に通報されることはありません

AEDについて

AED(自動体外式除細動器)とは、電気ショックが必要な心臓の動きを判断できる心臓電気ショックの器械です。
AEDは2004 年 7 月から一般市民による使用が認められました。

本学では、大学内に7基(1号館1階大学保健室前・3号館1階学生ホール・8号館1階ロビー・9号館2階・トレーニングセンター・第1体育館、文連クラブハウス1階入口)、学園全体では、キャンパス内に16基のAEDを設置してあります。


スポーツ中に突然倒れ、そのまま亡くなってしまう・・・そんなニュースを耳にしたことはありませんか?その原因の多くは心室細動という心臓の病気です。これは心臓の筋肉がけいれんをおこし、心臓から血液が全身に送り出せなくなる状態です。実は国内だけでも年間 5 万人にものぼるといわれる心臓突然死なのです。
2020 年度には日本全国で小・中・高校生の学校管理下における突然死が年間 19 件報告され、その内の 9 件( 20.1 %)が心臓突然死と考えられています。心臓突然死はマラソンなどのスポーツ中だけにおこるのではなく、家庭内、学校や職場、駅や空港など場所を選ばずおきているのです。そのためAEDをたくさんの人が集まる公共の施設などさまざまな場所に置き、AEDを使うことで、心臓突然死を防ぐことができるのです。 心室細動になると助かるチャンスは1分経過するごとに約10 %ずつ失われます。日本では救急車の到着まで平均約8.9分といわれています。救急車が到着する前に近くにいる人がAEDを使用して、電気ショックをできるだけ早く行うことが重要になります。心室細動は唯一AEDによって治療が可能です。AEDは電気ショックが必要かを判断し、使い方を音声で教えてくれます。

救急薬品の貸し出し

合宿を行う場合、救急薬品を無料で貸し出しています。手続きは、学生部で「合宿時救急カバン借用願」に必要事項を記入して、大学保健室までお越しください。風邪薬・頭痛薬・湿布などが入っています。