「成城 学びの森」コミュニティー・カレッジ
講義内容
19世紀のドイツ・オペラの流れを、それ以前のオペラ史や同時代の他国のオペラ、また他の音楽ジャンルとの関連を踏まえながら紹介していきます。授業では、各回にオペラ作品を1つ重点的にとりあげ、あらすじを踏まえつついくつかのシーンを具体的に検討します。その際、言葉によるドラマの表現をどのように音楽が強めているかを、その限界も含めて考えてみたいと思います。
各回テーマ
(1) 18世紀までのオペラの流れ:ドイツ・オペラを中心に
(2) 19世紀初頭のドイツ・オペラ:ベートーヴェン
(3) ドイツ・ロマン派オペラの出現:ヴェーバー
(4) ロマン派オペラの展開:マルシュナー
(5) ヴァーグナーとその時代
(6) ヴァーグナー以後のドイツ・オペラ:フンパーディンク
講師紹介
専攻:西洋音楽史
成城大学大学院文学研究科にて音楽学を学び、現在は成城大学文芸学部芸術学科の教員を務めています。趣味でヴァイオリンやヴィオラ・ダ・ガンバを弾いているうちに、研究の道に迷い込んでしまいました。バロック時代の舞踏や舞曲を主な研究領域としています。