この講座は修了しました。

2015年度　春夏講座
13) 新生アイルランド百年史の再検討

講義内容

来年の復活祭蜂起百年(1916〜2016)を前にしてアイルランドでは大胆な歴史の見直しが提起され激しい論争を生みました。近代国家建設の過程で経験してきたさまざまな困難と前進の模様をいくつか探ってみましょう。

各回テーマ

(1) 復活祭蜂起から独立戦争にいたる対英武力抗争は間違っていた？無用だった？

(2) 第二次大戦とアイルランドの中立政策

(3) 社会保障政策（母子計画等）とカトリック

(4) カトリック教会と社会道徳

(5) ケルティック・タイガー、破局、再生

(6) 北アイルランド問題とIRA

講師紹介

専攻 ： 経済学史、アイルランド史
イギリスの経済学史と社会主義思想史を調べているうちに、アイルランドを植民地として支配していることへの反省がなさすぎるのに腹を立て、アイルランドの独立運動を調べ始めた。日本アイルランド協会会員。ブログ「某年金生活者のぼやき」に時々勝手な事を書いている。