「成城 学びの森」コミュニティー・カレッジ
講義内容
楽譜に書かれた記号や文字による指示が実際に何を意味しているのかについては、時代や地域によって異なることがあります。そうした時代や地域ごとの演奏の習慣を弁えることにより、過去の音楽は新たな姿を見せてくれます。この講座では、主に17〜18世紀の音楽を対象として、演奏習慣の問題を具体的に検討していきます。
各回テーマ
(1) 演奏習慣とは?
(2) 楽器と奏法の問題
(3) 声楽にまつわる演奏習慣の問題
(4) 装飾の問題
(5) 音律・演奏ピッチの問題
(6) リズム・テンポに関する問題
講師紹介
専攻 : 西洋音楽史
成城大学大学院文学研究科にて音楽学を学び、現在は成城大学文芸学部芸術学科の専任講師を務めています。趣味でヴァイオリンやヴィオラ・ダ・ガンバを弾いているうちに、研究の道に迷い込んでしまいました。バロック時代の舞踏や舞曲を主な研究領域としています。