「成城 学びの森」コミュニティー・カレッジ
講義内容
昨年来、クリミアのロシア編入、東部ウクライナの独立運動など、ウクライナ情勢がかまびすしい。
今回の講義では、ウクライナの基本的成り立ちについて、様々な角度から考えてみたい。ポーランドがドイツ、ロシアに挟まれ、苦難な道を辿ったとすれば、ウクライナは、モンゴル、タタール、ポーランドとロシアの狭間に立たされた国と言えよう。
各回テーマ
(1) ウクライナの現状 大地 キイフの始まり 国家形成
(2) ウクライナ出身の文化人 ゴーゴリ、フランコ、ブルガーコフ他
(3) ウクライナの都市 キイフ、リヴィウ、オデサ
(4) ウクライナとポーランド 歴史の重み
(5) ウクライナとフランス、日本 文化史概略
(6) ウクライナの教育、社会主義から資本主義へ 文化史概略
講師紹介
専攻 ： 中欧東欧地域研究 スラヴ文化史 比較文化論長野市生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。ワルシャワ、モスクワ、オデサ、ソフィア大学、ハーヴァード大学ウクライナ研究所等に通算4年以上遊学。ポーランド・ロシア19世紀文学を中心としつつ、異文化体験と交流にも興味と関心を抱く。
