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  • 2019.03.04

    シンポジウム「スポーツ2.0の現在/未来 -スポーツのVR空間とデジタル化するスタジアム-」を開催しました

3月2日(土)、成城大学グローカル研究センターとメディアネットワークセンター主催の公開シンポジウム「スポーツ2.0の現在/未来 -スポーツのVR空間とデジタル化するスタジアム-」を開催しました。最先端技術の進化によってスポーツを取り巻く環境は大きく変化しています。このシンポジウムは、テクノロジーの進化がもたらす新しいスポーツ体験を、パナソニックとNTTドコモそれぞれが導入したデジタルソリューションを例に挙げながら、それぞれが推進する新しいスポーツ文化の「現在/未来」について考え、討論することを目的に企画され、文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」の一環として開催されました。当日は中山正智氏(パナソニックシステムソリューションズジャパン)、望月謙氏(NTTドコモ)のお二人を講師に迎えてご講演いただき、最後に山本敦久准教授(社会イノベーション学部)、標葉隆馬准教授(文芸学部)にもご登壇いただきパネルディスカッションを行いました。

  • 春休み中にもかかわらず学生を含む多くの方にご来場いただきました
    春休み中にもかかわらず学生を含む多くの方にご来場いただきました

  • VRデバイスを装着して、太田雄貴氏とバーチャル対戦できる「VRフェンシング」体験コーナーも設置されました
    VRデバイスを装着して、太田雄貴氏とバーチャル対戦できる「VRフェンシング」体験コーナーも設置されました

  • 中山正智氏(パナソニックシステムソリューションズジャパン)
    中山正智氏(パナソニックシステムソリューションズジャパン)

  • 望月謙氏(NTTドコモ)
    望月謙氏(NTTドコモ)

中山氏は「パナソニックが目指す次世代スポーツスタジアム」と題して、オリンピックスタジアムや日本の球場などへのシステム導入事例を挙げながら、映像や音響設備でどのような空間演出が可能か、また日本のプロスポーツで継続的な収益をあげるためにパナソニックが取り組むデジタルソリューションと目指す未来についてご講演いただきました。
望月氏は「VR/AR×スポーツの取組」と題し、2020年に商用サービスが開始する5Gによって、どのような変化がもたらされるか、特にスポーツを媒介にしてどのような新体験ができるかなどをご講演いただきました。ラグビーやバレーボールの試合で実証実験を行った「スマートグラス」を着用しての観戦の模様を紹介。試合を見ながら選手情報、試合実況が見られるなど、これからの新しい観戦の可能性を教えていただきました。当日は別室で「VRフェンシング」を体験できるコーナーが設けられ、休憩時間には太田雄貴選手とバーチャル対戦を希望する参加者が対戦を楽しみました。
最後は山本准教授、標葉准教授が加わり四名にご登壇いただきパネルディスカッションを行いました。観戦する側、体験する側ともに、デジタルによりもたらされる新しい体験について討論しました。身体的な理由で観戦を楽しみ切れなかった人やこれまでプレーヤーになることが考えられなかった人にも新たな可能性が生じることで、テクノロジーがスポーツの概念そのものを拡張するだろう、という未来についても議論しました。
当日は、約50名の方にお集まりいただき、パネルディスカッションでは会場からたくさんの質問が寄せられました。ご来場いただいた皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

左から、中山氏、望月氏、山本氏、標葉氏
左から、中山氏、望月氏、山本氏、標葉氏