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  • 2017.09.14

    相手の目線でこまかな配慮を — バリアフリー体験講習会を開催しました —

 9月11日(月)、成城大学バリアフリー支援室主催による学生、教職員対象のバリアフリー体験講習会を開催しました。今回の講習会は、日本ケアフィット共育機構の方を講師にお迎えして、車いす使用の方への接し方と、視覚に障がいのある方への手引き(案内)の仕方、聴覚に障がいのある方とのコミュニケーションの取り方を中心に、介助の仕方を教えていただきました。
 講習の前に、介助にあたっての心得について。身体が不自由な方たちの障がいの程度は一様ではなく、要望も一人一人違うこと、そのため支援の仕方も一方的に限定してしまわずに、相手がどんなことを必要としているのか、要望を知ることが大切です。良かれと思ってとる行動が、相手の望まないことだったり、不安や恐怖心を持たれることが無いよう、コミュニケーションを取りながら接しましょう、というお話を伺いました。
 まず始めに、車いすを使った介助や声かけの仕方を教えていただきました。車いすの種類や各部名称の説明のあと、介助する際の注意点「声かけの仕方」「ブレーキのタイミング」「足台の処置」から、車いすの操作を実際に体験しました。
 次に、目の不自由な方の手引きについて、「教室内を歩く」「椅子に腰かける」「階段の昇り降り」「狭い通路を通る」など、さまざま状況に合わせて、それぞれの注意点を踏まえながら実際のご案内の仕方を教わりました。目をつぶって人に誘導してもらうことで、介助者のどんな行動や言葉で安心できるか、逆に不安や恐怖を感じるかを実感するとともに、介助役をすることで「周りの状況を具体的な言葉で説明して目の不自由な方の行動をスムーズに促す」ことの難しさも体験しました。
 最後に、聴覚に障がいのある方とのコミュニケーションの仕方についてお話を伺いました。「口話」「筆談」「手話」「ジェスチャー」など意思疎通の方法は様々あり組み合わせが可能であるということと、最後に簡単な手話を教わり講習会が終了しました。
 質疑応答では、参加した学生から実生活で接した目の不自由な方、片手麻痺の方、弱視の方などへの対応が適切であったか、などの質問がありました。また「バイト先で困ったことの参考になった」「“何に”気遣うべきなのかを学ぶことができた」「相手の目線に立つことやコミュニケーションをもっと意識して活動していけるようになりたい」などの感想が寄せられました。
 超高齢化社会を背景に、実生活の現場で介助の知識や技術が必要となる場面がますます増えてくることが予想されます。介助技術を身につけることを通して、学内での介助だけでなく地域貢献や社会貢献に繋がるよう、成城大学では、今後もバリアフリー委員会を中心に、このような講習会の機会を提供していく予定です。

  • 車いすの方と目線を合せてコミュニケーションをとる練習
    車いすの方と目線を合せてコミュニケーションをとる練習

  • 車いすのたたみ方、広げ方も実践しました
    車いすのたたみ方、広げ方も実践しました

  • 車いすの前輪を上げ、スムーズに段差を超えます
    車いすの前輪を上げ、スムーズに段差を超えます

  • 足台からの足の挙げ降ろしも忘れずに
    足台からの足の挙げ降ろしも忘れずに

  • 目の不自由な方とコミュニケーションを取り手引き
    目の不自由な方とコミュニケーションを取り手引き

  • 階段の手引きでは1段の高低差や段数も伝えます
    階段の手引きでは1段の高低差や段数も伝えます

  • 狭い通路や入口では前後1列になってご案内します
    狭い通路や入口では前後1列になってご案内します

  • 最後は手話で「こんにちは」「ありがとう」
    最後は手話で「こんにちは」「ありがとう」

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