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2016.07.12
2016年7月8日(金)に行われたキャリアデザイン科目「キャリア形成概論Ⅰ」。壇上から受講生(主に1年生)に向けて話しているのは文芸学部マスコミュニケーション学科4年の齋藤勇作さん。留学経験もある先輩の話を聞くことで留学への関心を高めると同時に、「これからの大学生活をどう過ごしたいか」自分自身で見つめることが狙いです。成城大学には、こうした「学生同士が学び合う」風土があります。
全学部の学生を対象としたこの授業は、通常100名超の2クラスで行われていますが、今回は特別に合同開催。さらに、授業内容の企画、事前準備や当日の運営、司会進行など全てを学生自身が行いました。「4年生を迎えて話を聞く」というのも学生の発案です。
「留学して変わったことは?」「外国から日本はどう見られていますか?」「どうやって英語を勉強したんですか?」様々な質問に答える齋藤さん。留学前は、来日中の留学生と積極的に話して英語を向上させたそうです。留学中にラジオ番組を作った経験を生かし、帰国後「すてっぷ」という留学情報発信番組を開始。留学を考えている人や留学生を後押ししています。
先輩の話を聞いて終わりではありません。そこから「自分はどんな大学生活を送ろうか」と考えるのがこの授業の目的。それがキャリア形成の第一歩。こうしたユニークな取り組みをしている「キャリア形成概論I」は2014年に経済産業省から「社会人基礎力を育成する授業30選」に選ばれています。
齋藤さんから後輩たちに送ったメッセージは「何でもいいから挑戦してほしい。困ったら先輩を頼り、相談すればいい」。
学部や学年を超えて交流し、学生自身の手で作り上げた授業。全ての学部・学年がワンキャンパスに集まる成城大学ならではの授業でした。