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  • 2015.08.05

    文芸学部 田崎さんが「世界U-23アルティメット選手権大会」日本代表選出・優勝の快挙

7月12日から18日の期間、ロンドンで開催された「WFDF2015世界U-23アルティメット選手権大会」において、日本代表がウィメン部門で優勝を果たしました。
その代表チームの一員、文芸学部4年 田崎 真帆さんに話を伺いました。

アルティメット世界一
ユニフォーム姿で登場した田崎さん

Q.アルティメットとは?
アメリカ発祥のスポーツで、7対7で試合をします。ボールではなくフライングディスク(以下、ディスク)を使用し、パスをつなぎながら、フィールドの両端にあるエンドゾーンを目指します。(ディスクを持ったまま走る、手渡す、地面に落とすと攻守交代)
アメリカンフットボールのように、エンドゾーンでパスをキャッチすると得点になります。バスケとアメフトを足して2で割ったようだとよく言われます。
特徴は、ディスクがボールのように放物線を描かず、風で浮いたり、狙って曲げたりできるので、ぎりぎりのダイビングキャッチやファンタスティックなプレーが多い事です。
審判がいないのも特徴で、セルフジャッジで試合が行われるため、プレーヤー全員にSOTG(スピリット・オブ・ザ・ゲーム)というフェアプレー精神をもっていること、ルールを熟知していることが求められます。お互いの意見が食い違ったときは話し合いで解決し、それでも解決できない場合はひとつ前のプレーに戻して再開します。

Q.競技をはじめたきっかけ
大学2年まではタッチフットボール部に所属していて、全国大会に出場できたのですが、そこに満足してしまい、目標を失ってしまった時期がありました。そんな時に友人の紹介でアルティメットを知り、ディスクを一緒に投げたことがきっかけで興味を持ちました。バスケをやっていたこともあり、動きの自由さにも魅力を感じました。
この競技を本気でやりたいと思いましたが、成城大学にはアルティメットの団体がなく、他大学の学生が所属できる団体を探し、早稲田大学ソニックスを見つけました。現在は週に4日練習をしています。

Q.競技の魅力について
プレーに正解がないところと、対戦相手との駆け引きが魅力です。
ディスクをもっていない時も、自分の動きで味方のプレーを助けることもできます。
チームプレーが好きなので、チームに貢献していることを実感できるところが魅力です。
あと、ディスクを投げた時の、ディスクならではの軌道がすごくきれいです。

Q.世界大会の感想
代表チームは「楽しく真剣に」をチームスローガンにしていて、練習時から声掛けをしたりして雰囲気づくりを大事にしてきました。つらい練習もありましたが、本気でやっているからこそ楽しいと感じることができました。
自分がプレーを頑張らなきゃいけないというより、その時チームの為にできることは何かと考えて動くようになりました。一人では出せない力も、チームでなら出せることを実感でき、自分がプレーしていない時や、練習の時もチームの為にできることを考えて動くようになりました。

Q.日本チームの特徴
チームプレーを重視しているところです。全員で声をかけあい、個人技よりも全員が連携してプレーするほうに重点をおいています。一見地味ですが、短いパスを確実につないでいきます。対照的に、体格差や個人技を活かし、ダイナミックなプレーをするのが欧米チームの特徴だと思います。

Q.今後の活動
9月には全日本大学生アルティメット選手権大会(インカレ)が始まるので、代表で学んだことをチームに還元し、チームで日本一を目指します。
また、U-23の代表として今回は世界大会に出場しましたが、今後はA代表に選出されることを目標に頑張ります。


U-23代表に選ばれた際は、競技を始めてからの期間が短いこともあり、信じられなかったとのことですが、世界大会優勝の経験を糧に、是非チームでの活躍とA代表へ選出される目標を叶えてもらいたいと思います。

【成城大学・学生部】