マスコミュニケーション学科の研究対象は、現代社会や人間そのもの。そのため、卒業論文の内容は非常に多岐にわたります。社会心理学の手法を使ってマスコミの効果を測定したり、社会調査的な手法で、参与観察やインタビュー調査を行なったりと、多様な研究ができるのが、特色です。ジャーナリズムの視点から社会問題となっている事象を、文献調査や現地でのフィールドワークで調べる人もいます。
2009年度の卒業生は、以下のような題名の論文を書いて卒業していきました。
・経済のゆらぎ―マスメディア報道の危険性―

・「かっこいい女性」の生き方―ミス・ユニバース挑戦者の過去・現在・未来―

・グローカリゼーションからみるB級ご当地グルメ―ローカルの魅力と底力―

・日常の会話とトーク番組における笑いの違い―「アメトーク!」にみる笑い―

・エンターテイメントの経験価値─消費者心理の視点から─

・環境広告におけるタレント効果について

・現代日本におけるタイアップ曲の実態

・日本におけるお嬢様の研究―セレブが与える影響―

・ステルス広告としての読者モデル

・韓流アイドル"東方神起"解散騒動から見る中国の対外意識―インターネット日中掲示板比較―

・フジロックフェスティバルに見るオーディエンスの参加形態―「観る」と「いる」―

・新聞における環境広告の内容分析

2008年度の卒業生は、以下のような題名の論文を書いて卒業していきました。
・化粧行動と自己意識

・予告編の構造を知る―スパイダーマン3―

・ハリウッドにおける「B級映画」の研究

・なぜ日本の首相には説得力がないのか―テレビ政治のなかの首相の言葉―

・血液型正確診断におけるもっともらしさ

・緑茶飲料からみる類似商品のイメージの違い

・ロボットアニメに描かれた2つの関係―正義対悪・ロボット対人間―

・変身は、変心をもたらすのか

・オタク文化とポストモダン―シュミラークルvsデータベース―

・韓国ドラマに見る感情表現―日本ドラマと韓国ドラマの比較―

・ワイドショーにみるスキャンダルとゴシップの語り

・変わる音楽業界とライブ

・「空気を読めない事態」への対処行動−バラエティ番組を支えるお笑い芸人に学ぶ

2007年度の卒業生は、以下のような題名の論文を書いて卒業していきました。
・時代は「紅白」をどう見たか

・快適さを演出する―ホテル滞在経験とホテル労働―

・一般化する「おたく」文化

・現代女性の「美しい」とは―外面と内面の美しさから―

・沖永良部島の高校生たちの今―ふるさとの温かい人々に囲まれて―

・「女子アナ」は誰がつくったか

・アニメーションにおける「キャラクター」と「声」の関係に関する研究

・オークションサイト利用者におけるブランド価値認識の特性

・CM音楽のインパクトに関する研究

・性格の類似性と独自性欲求が対人魅力に与える影響

・ディズニー・アニメーションの表現形態―アトラクションに発展する要素―

・ダンスにおけるコミュニケーション―クラシック・バレエを通した情報伝達―

・新しい自己アピールの手段〜コミケの魅力と参加者たちの目的意識―

卒業生のメッセージ
2008年3月卒業 N.Dさん
私が書いた論文は「『女子アナ』は誰がつくったか」です。女性アナウンサーがタレント化し、社会人になっても「女子」と呼ばれる現状に疑問を持ったことから研究を始めました。なぜ、いつから、「女子アナ」がいまのように扱われるようになったのか、戦後の週刊誌を分析して明らかにするとともに、現在のテレビ局の営業戦略のなかで、「女子アナ」がどのように位置づけられているのか、検証しました。
研究したい対象を、どのような切り口で迫れば、論文になるのかを徹底的に教えてもらえたので、パソコンに向かっているときも、楽しくまとめられました。