中世国文学ゼミナール
 
 

小島孝之ゼミナール(中世国文学ゼミナール)


 このゼミナールは鎌倉時代~室町時代の文学を学ぶゼミです。しかし、文学だけに止まらず、その時代の人々の考え方や暮らしなどを通して、中世の文化を考えようと思っています。  

 ゼミの時間は中世の作品を一つ決めて演習形式で注釈を付けて読んでゆくことが中心です。そのため採り上げる作品は従来ほとんど注釈書の出されていないものを選んでいます。2006年度は『延慶本平家物語』を対象作品にしましたが、この作品については、現在詳しい注釈書が刊行され始めましたので、2007年度は違う作品を採り上げるつもりです。

 ゼミの進め方は、参加者の間で分担箇所を決めて、それぞれが自分の分担箇所のレポートを行い、それについてディスカッションをします。それを通して、他の人の調べ方から学んだり、自分では見逃していた作品理解のポイントに気づいたりできるようになるのが理想ですが、今年はゼミ初心者の三年生だけなので、なかなか理想のようには運びません。ゼミは参加者全員で作ってゆくものなので、これから年数を重ねればだんだん理想に近づけるのではないかと期待しています。

 ゼミのもう一つの目的は卒業論文を書くための準備と指導の場ですから、参加者一人一人の卒論作成に向けての勉強もして行きます。そのため卒論の構想発表会や中間発表会なども行う予定です。参加者の自発的企画にもよりますが、そうした発表会を兼ねて合宿やゼミ旅行のようなものを試みるのも面白いでしょう。いずれにせよ、ゼミに参加する皆さんの積極的な創意工夫を期待しています。