成城大学

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マスコミュニケーション学科

学科紹介

幅広く学んだ知識を現代社会で応用する

マスコミュニケーション学科は、現代社会とメディアとの関係を多彩な学問を通して学ぶ学科です。マスメディアの現状と歴史、 ジャーナリズムについての講義はもとより、社会心理学、広告心理学、コミュニケーション理論、さらにはマスメディアの第一線で活躍する講師による講義などを用意。社会で活躍できる力を育てます。

マスコミュニケーション学科の特色

マスコミュニケーション学科だけの独自の取り組みがあります

メディアと社会の中で生きる知識を養う

新聞、雑誌、放送などのマスメディアの研究をはじめ、心理学、社会学、コミュニケーション理論を学び、現代人に欠かせない知識を養います。

マスコミュニケーション学科の進路先

メディアの現場で働く人材だけではなく、企業の広報、宣伝、マーケティングなどをはじめ、進路は多岐にわたります。

マスメディアへの理解力と判断力の養成

マスコミュニケーションに関する理解力と判断力を養い、マスメディアのみならず企業内のさまざまな場で活躍できる実力を養うことが目標です。

こんなことが「学びのテーマ」

携帯電話や各種SNS

自己表現のツールとしてのSNS。どのような自分を表現し、どのような事柄を書くと好印象が得られるかといった研究もあります。

朝ドラマ

古典的作品『おしん』と比べて、最近作のヒロイン設定に時代の変化を見る研究も考えられます。

ジャーナリズム

STAP細胞をめぐる報道は適正だったのか、ワイドショーとニュースの違いなどメディア論理を考えます。

4年間の修学ステップ

メディアと社会を見る視点を、多彩なカリキュラムで育てます

01講義

マスメディアの現状と歴史、 ジャーナリズムについての講義はもとより、社会心理学、広告心理学、コミュニケーション理論、さらにはマスメディアの第一線で活躍する講師による講義により、マスコミュニケーション研究の基礎力を養い、研究法・調査法を身につけます。

02マスコミ基礎演習I・II
マスコミ演習・マスコミ実習

マスコミュニケーション学科の研究対象は、私たちが生きる現代社会そのものです。演習では、この社会をどう切り取り、どう批判的にみていくのかというトレーニングをしていきます。

03ゼミナール

学科の教育の中心は、3年次に学ぶ演習と、4年次のゼミナールです。ともに、7人の専任教員が担当します。マスコミュニケーション学科では、マスコミュニケーションを研究対象とし、分析する姿勢を学びますが、その中心がゼミナールです。

カリキュラムの紹介

必修科目
  • マスコミデータ解析実習

     講義と実習の組み合わせを通じ、社会調査の調査設計と実施方法について学ぶとともに、ワード・エクセル・パワーポイントなどの基本的なITリテラシーを習得する。
     講義においては、何を明らかにするのか(調査目的)と、どのように明らかにするのか(調査方法)とのつながりを重視し、研究と調査の方法と意義について、理解できるようにする。より具体的には、調査における調査対象の設定、調査項目の作成を通じた「問う」こと、データ整理といったプロセスの、研究と調査における重要性を学ぶ。
     実習においては、ワード、エクセル、パワーポイントの基礎的な操作方法について習得することをめざす。特に、受講者を対象とした模擬調査を、企画、設計し、ワードによる調査票と具体的な質問文の作成、エクセルを用いたデータ入力、データの整理、関数を用いた基本的な集計方法を学ぶ。

  • マスコミ基礎演習

     テキストを全員で講読し、その内容について討論する。テキストは入門的な文献のため特別な基礎知識は必要ないが、全員が討論に参加できるように必ず予習したうえで授業に出席すること。発表の順番は受講者の希望を優先するが、必要があれば調整を行う。学期の最後に、授業で学んだ内容についてリポートを提出する。

  • マスコミ演習

     マスコミ演習では、論文の書き方について学ぶ。前期は、普段あまり目にすることのない専門的な論文を読みながら、読者にとって分かりやすい論文とはどのようなものか考察する。後期は、実際に実験や調査を行い、データの収集方法や分析方法について実践的に学ぶ。その結果について、実際に論文にまとめて報告する。

実習科目
  • マスコミ実習

     本実習では、社会科学的調査・研究に必要となる統計の基礎知識と、統計解析ソフトウェアSPSSの利用方法を習得します。統計学と確率に関する2冊の教科書を中心に、確率の考え方や統計的検定の基本を学びます。その上で統計データを用いた情報の伝達や、分析結果から何がわかるのかなど、より実践的な知識や技術を身につけることを目指します。

講義科目
  • マスコミ原論

     具体的なAV資料を提示しながら、現代日本のマスコミ状況について社会的・歴史的に概説しつつ、マスコミ研究史についても簡単に触れ、近年のメディア状況の展開についても論及する、マスコミ研究のための基本的な講義です。具体的には、とりわけ戦後日本の民主主義社会におけるマスコミ (mass communication) のあり方を、放送、新聞、出版、広告といった主要なメディア区分別に,概説していきます。
     原論という日本語は、英語のPrinciples (原理,原則)を和訳したものです。この講義は,マスコミ研究を行っていくために必須となる常識的な知識と近年の動向についての情報を,集中的に提供するために実施されています。
     現代のマスコミは,どのような理由,原因によって,日頃私たちが意識しているような形になっているのか,それにはどんな歴史的・社会的な経緯があるのか,またどのような問題点が論議されているのか,などについて,学習の前提となるような基本的な知識と視点が得られます。

  • マスコミ史

     ナリスト的な活動を行うこともできます。この講義では,ジャーナリズムのこうした重層的なあり方について、特に地域メディアのありようを中心にみていくことにします。
     ところで、ジャーナリズムとは何のことでしょうか。新聞を読む、または、テレビを見るという行為のなかには、人は誰かとつながることで生きているという現象が観察できるはずです。そのつながりは、ある時は「私たち」というもの、また、ある時は「私たち」の外側にある「他者」というものを立ち上がらせることになります。「私たち」と「他者」との関わりのなかで、人は生きている。この文章を読むあなたも、「私たち」の内部で、あるいは「他者」と、情報や記憶を共有しあうことによって、考えたり、楽しんだりしていませんか。現代人の生活には、いろいろな情報があふれています。情報が錯綜するこの空間を、情報の意味や価値を提示することによって、攪拌していくことが、ジャーナリズムの役割です。
     少し難しくなりました。この授業ではまず、こうしたニュースとジャーナリズムの定義から始め、民主主義、公衆、公共性、規範などの概念を皆さんと一緒に考えていこうと思います。

  • ジャーナリズム論

     この国のジャーナリズムは、新聞社やテレビ局が担っているようにみえます。例えば、朝日新聞やNHKといった皆さんがよく知っているメディアがそうした機関だと言えるでしょう。しかし、よりローカルなメディア、例えば、地方紙や地方局、あるいは、もっと地域に密着したコミュニティFMや地域新聞も、重要な役割を果たしています。さらに言えば、ツィッターなどを通じてあなた自身がジャーナリスト的な活動を行うこともできます。この講義では,ジャーナリズムのこうした重層的なあり方について、特に地域メディアのありようを中心にみていくことにします。
     ところで、ジャーナリズムとは何のことでしょうか。新聞を読む、または、テレビを見るという行為のなかには、人は誰かとつながることで生きているという現象が観察できるはずです。そのつながりは、ある時は「私たち」というもの、また、ある時は「私たち」の外側にある「他者」というものを立ち上がらせることになります。「私たち」と「他者」との関わりのなかで、人は生きている。この文章を読むあなたも、「私たち」の内部で、あるいは「他者」と、情報や記憶を共有しあうことによって、考えたり、楽しんだりしていませんか。現代人の生活には、いろいろな情報があふれています。情報が錯綜するこの空間を、情報の意味や価値を提示することによって、攪拌していくことが、ジャーナリズムの役割です。
     少し難しくなりました。この授業ではまず、こうしたニュースとジャーナリズムの定義から始め、民主主義、公衆、公共性、規範などの概念を皆さんと一緒に考えていこうと思います。

  • リスクコミュニケーション論

     リスクコミュニケーションの基本的な議論と考え方を理解すると共に、実際の事例検討を通じてコミュニケーションに関わる課題分析力の向上を目指す。またマスコミュニケーションの発達と共にその存在がより顕在化してきた、「風評被害」についても事例に基づく検討を行う。

  • 社会心理学

     社会心理学の研究分野は、大きく対人過程と集団過程の二つに分けることができる。本講義では、二者関係を中心とした対人過程の社会心理について講義する。人は他者を見る目があるか、自分と他人を比べるのはなぜか、他者に対する好き嫌いを決める要因は何か、対人関係がどのように形成されるか、といったことが主なテーマである。

  • 広告心理学

     この授業では、広告について、主として受け手の立場から、コミュニケーション効果の問題を中心に学ぶ。広告の効果とは何かという問題を中心に据える。概論的な内容だが、基礎的な概念や理論について説明するだけでなく、最近の研究動向についても説明し、具体的な研究例も紹介する。社会心理学との接点である説得的コミュニケーションについても学ぶ。

  • マスコミ研究法

     マスコミュニケーション研究の分野で用いられている調査方法について、その概要と基本事項を学び、経験的な研究に取り組むための導入とします。社会科学および行動科学の研究では大別すると、(1)実験、(2)(定型質問紙を使用する)サーヴェイ調査、(3)フィールドスタディ、(4)内容分析、の4つの方法が主たるものです。これらの代表的な研究例を概観したのち、研究法の基本概念を整理し、因果関係を満足させる3条件・調査結果の代表性・測定の信頼性と妥当性という、経験的調査の3大隘路と考えられるものの視点から検討します。方法の習得と並んで、科学的態度・価値の学習も行います。倫理的な社会科学研究を実践していくうえでのルールの習得を重視します。

  • マスコミ講義

     ジャーナリズムの歴史と思想の授業です。第3代アメリカ大統領のトマス・ジェファソンや、東洋のルソー中江兆民から始めて、インターネット・ジャーナリズムまで、大まかな歴史をカバーしてみたいと思います。ただ、通史ではなく、あくまでもジャーナリズムの思想に関わる部分を取り上げていきます。
     授業のなかで考えていく課題は次の通りです。西洋の啓蒙主義にさかのぼることができるジャーナリズムの思想は、現代にどう関わっているのでしょうか。それが、現代では、古臭くなっている(古臭く見える)のはどうしてでしょうか。ジャーナリズムがいらない社会があるとしたら、どのような条件が必要なのでしょうか。
     授業のなかでは、メディアとジャーナリズムをめぐる最近の問題をできるだけとりあげて、抽象的な議論を身近な課題に引きつけて考えたいと思います。

  • コミュニケーション講義

     人の行動の合理性と非合理性について考える。合理性とは、簡単に言えば利益を最大にし、損失を最小にすることであるが、人は必ずしも合理的な選択を行うとは限らない。例えば、AとBの二つの商品の人気順位は、新商品Cが発売されたとしても変わらないハズであるが、現実には変化することがある。このような現象がなぜ起こるのかという点について講義する。

  • マスコミ特殊講義

     番組はどのように作られているのか。そこにはどんな意図があるのか。メディアを多様な角度からみていく。
     また、アナウンサーとして体得した、言葉の技法、表現方法を伝授。毎授業にその練習時間を設ける。

自由科目
  • 映像コミュニケーション
ゼミナール
  • ゼミナール

     本ゼミナールでは、以下の2つの課題に取り組む。
     第1に、『リーディングス 日本の教育と社会』(全20巻、日本図書センター)、『教育学年報』(全10巻、世織書房)、各学会誌所収の論文のなかから、受講生の疑問や関心に即した諸論文を読むことを通じて、各自の疑問や関心を教育学的問題に設定していく視角・知識・思考を摂取していくこととする。
     第2に、各自が設定した課題に基づき、卒業論文を作成する。

  • 卒業論文

ある学生の1年次の時間割

履修モデル

取得可能な免許・資格

  • 学芸員
  • 社会調査士