成城大学

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コミュニケーション学専攻

人材育成の目的と3つの方針

人材育成の目的

コミュニケーション学専攻では、現代社会におけるマスコミュニケーション・対人コミュニケーションやマスメディアの働きを、社会心理学、社会学的な視点から理論的かつ実証的に研究する。主な研究方法は、実験、質問紙サーヴェイ調査、社会科学調査における質的方法などである。博士課程前期は専門的知識を生かした職業人を育てることを目的とし、博士課程後期は教育研究職で活躍する人や、専門的知識を有する高度の職業人を育てることを目的とする。

課程の修了の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

次の条件を満たした者には、当該課程を修了したことが認められる。
1.博士課程前期:修士(文学)
(1)当該分野において自律的に研究活動を展開できる能力を有していること。
(2)自らの知見を他者に客観的かつ説得的に伝達するための理論構築と表現方法を身につけていること。
(3)教育機関、文化行政機関、研究機関、その他専門知識を必要とする諸方面において、自らの学問的営為や成果を踏まえて、適切な活動を展開する能力を身につけていること。

2.博士課程後期:博士(文学)
修士の学位に必要な条件に加え、より高度な専門性を身につけ、研究者として独創的な活動を展開できる能力を身につけていること。

カリキュラムマップは、「課程の修了の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)」及び「教育課程編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)」と各授業科目との対応を明示することで、修了までに身につけるべき各能力とそれぞれの授業科目が果たす役割との関連を示すものです。

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

課程の修了の認定に関する方針に示した能力を身につけるため、次の方針で教育課程を編成し、実施します。
1.博士課程前期
(1)学生の自律的研究能力を養成する目的で、授業は講義形式とともに、学生の積極的発表と議論に基づくゼミナール形式を重視します。
(2)カリキュラム編成の基本原理として、まず、専門分野に関する高度な内容の授業を提供することにより、人間と世界に関する学生の知識と洞察を深めることを目指します。次に、学生が幅広い教養を身につけ、広く社会で活躍するに資する知見を得られるよう、他研究科・他専攻の科目を含めた履修の選択肢を与えます。
(3)個別の研究指導を通じて、学生の研究を導くとともに、自らの考えを的確に表現する能力を伸ばすことによって、修士論文執筆に繋げます。
(4)授業は研究指導を含め、基本的にセメスター制とし、学生の興味関心に柔軟に対応するとともに、留学を容易にします。また、長期履修学生制度により、多様な学修形態を可能にします。
(5)学生指導の必要に応じ、社会調査・社会心理学実験等への関心にも対応した指導をします。研究方法に関する理解を深め、分析技術を向上させることができるようにします。
(6)専門社会調査士の資格取得の要件充足のために、社会イノベーション研究科開講科目の履修ができるようにしています。
(7)学生指導の必要に応じ、学芸員課程の履修を可能にし、学芸員資格を取得する機会を与えます。

2.博士課程後期
(1)学生の自律的研究能力を強化するため、授業は学生の研究発表を主体としたゼミナール形式を基本とします。
(2)授業内での研究発表を通じて、発表能力の向上に努めます。また、発表後のディスカッションを通じて、他者の疑問を正確に把握し、的確に答える能力を養います。
(3)カリキュラム編成の基本原理として、学問的刺激に満ちた専門科目を提供します。並行して、博士論文執筆の要件を明確化するとともに、指導教員による定期的な研究指導を行い、在学中の博士論文提出を促します。
(4)国内だけでなく、海外での学会発表を推奨し、それに向けた研究指導を行うとともに、本研究科独自の支援制度により、発表を容易にする環境を整備します。
(5)授業は研究指導を含め、基本的にセメスター制とし、学生の興味関心に柔軟に対応するとともに、留学を容易にします。また、長期履修学生制度により、多様な学修形態を可能にします。
(6)学生指導の必要に応じ、社会調査・社会心理学実験等の計画・実施やデータ処理を学生が自ら円滑に行えるよう、環境を整え、指導をします。
(7)専門社会調査士の資格取得の要件充足のために、社会イノベーション研究科開講科目の履修ができるようにしています。
(8)学生指導の必要に応じ、学芸員課程の履修を可能にし、学芸員資格を取得する機会を与えます。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

次の条件を満たす人材を入学者として求めます。
1.博士課程前期
(1)学術論文を執筆するための基礎学力、柔軟かつ批判的に思考する能力および自律的に研究する能力を有する人。
(2)現代社会におけるマスコミュニケーション・対人コミュニケーションの諸問題や、マスメディアの働きについて、理論的かつ実証的に探究できる人。
(3)自らの個性を自覚し、それを伸長させることに意欲的である人。

2.博士課程後期
博士課程前期への入学に必要な条件に加え、より高度で独創的な研究を遂行する素質に富み、その実現に熱意を持って取り組む人。