成城大学

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  • 2018.10.18

    世田谷ポートランド都市文化交流協会・主催、世田谷区/成城大学・後援の講演、シンポジウムが開催されました

2018年10月13日(土)午前10時より、成城大学7号館722教室にて、世田谷ポートランド都市文化交流協会の主催、世田谷区ならびに成城大学の後援で、立正大学教授の畢滔滔(ビイ・タオタオ)氏を招き、『なんの変哲もない地方都市のポートランドが目指した「みんなが住みたい町」について学ぶ』と題した講演とパネルディスカッションが、同氏ほか著書*の出版記念を兼ねて開催されました。

*畢滔滔『なんの変哲もない 取り立てて魅力もない地方都市 それがポートランドだった』白桃書房(2017年)

保坂展人『〈暮らしやすさ〉の都市戦略 ポートランドと世田谷をつなぐ』岩波書店(2018年)

 世田谷ポートランド都市文化交流協会(会長:東京都市大学涌井士郎特別教授、同副会長:明治大学小林正美教授/副学長)は、2018年6月30日に発足した産官学民の協会であり、豊かな自然と社会インフラを目指す世田谷の地に米国オレゴン州の最大都市ポートランドから持続可能なまちづくりを学び、人的交流を深め、双方の都市文化を理解することによって、世田谷およびその周辺地域の都市文化を向上させることを目的として設立されました。

 当日は、協会副会長の明治大学教授・小林正美氏、後援として本学教授・境新一氏の挨拶のあと、立正大学教授・畢滔滔(ビイ・タオタオ)氏の講演と質疑、休憩をはさんで、世田谷区長・保坂展人氏(司会)、畢滔滔氏、小林正美氏、昭和女子大学准教授・鶴田佳子氏を交えてのパネルディスカッションが行われました。魅力的なまち、ポートランドが直面するジェントリフィケーション(gentrification 高所得者が地域に移住することによる居住地域の高級化と同時に住民が排他的立ち退きに合う社会的公正問題)の影響、様々な課題に対する市民・企業・行政の継続的かつ力強い協働と変革の取り組みについて、講演とパネルディスカッションが展開されました。満員の聴衆とともに活発な質疑が行われ、会場は熱気に包まれました。