成城大学

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  • 2017.11.20

    河口ゼミナールが参加した第5回インターゼミナール研究報告会が開催されました

 成城大学経済学部河口ゼミナールが11月19日(日)に開催された、法政大学及び慶応大学とのインターゼミナール研究報告会に参加しました。この報告会には、法政大学菅原ゼミナール(医療経済学)、法政大学酒井ゼミナール(労働経済学)、慶応義塾大学井深ゼミナール(医療経済学)、成城大学河口ゼミナール(医療経済学)の4つのゼミナールの学生94名が参加しました。
 当日は、慶応大学三田キャンパスの3つの会場に分かれて、午前9時~午後5時までかけて合計24の発表が個人やグループによって行われました(写真1)。
 優れた発表に対しては会場ごとに「最優秀報告賞」と「優秀報告賞」が選考されました。成城大学では河口ゼミ3年生の奥出悠佳さんの「小児医療費助成制度の歯科診療への効果分析」と、相田衣理さんの「茨城県と魅力度ランキング」が最優秀報告賞に選ばれました。
 奥出論文は、子供の医療費(窓口負担部分)を自治体が補助する制度に、本当に健康水準を上げる効果があるかを検証しました。先行研究のある一般的な医療ではなく、単純化が容易な歯科診療に焦点をあて、都道府県毎の助成制度の違いが、未治療の歯がある児童の割合に影響を与えているかを分析しました。その結果、助成制度の拡充は歯科診療に関しては統計的に有意な影響を及ぼしておらず、親の特性(学歴や年収)が主な要因である事を明らかにしました(写真2)。
 相田論文は、マスコミに喧伝されている都道府県の「魅力度ランキング」を取り上げ、最下位の茨城県のランキングを上げる方法を探りました。最初に、主成分分析を用いて「魅力度ランキング」が観光意欲度により規定されていることを確認し、次に旅客数の分析から観光客が多い観光地の特性を把握したうえで、フィールド調査から茨城県の観光地に何が必要かを考察し、改善案を提案しています(写真3)。
 
 インターゼミナール研究報告会の後に、3大学の学生による懇親会も併せて行われました。


(写真1)インターゼミナールの会場となった慶應義塾大学三田キャンパス第一校舎


  • (写真2)最優秀報告賞を獲得し、表彰された河口ゼミ3年奥出悠佳さん


  • (写真3)最優秀報告賞を獲得し、表彰された河口ゼミ3年相田衣理さん