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  • 2017.10.02

    境 新一教授編著『アート・プロデュースの技法』が刊行されました

境 新一教授の編著書『アート・プロデュースの技法』が,論創社より出版されました。ご興味のある方はぜひご覧ください。


境 新一編著『アート・プロデュースの技法』論創社,本体¥2,200+税
ISBN: 978-4-8460-1640-1  全224 頁,A5版変形,並製,
表紙折り返しにカラー口絵を掲載!

アートとビジネスが相互浸透する現場から,新たな感動と価値の創造

 アーティスト,クリエーター,プロデューサー,経営者,研究者・・・それぞれのアートシーンから浮かび上がるアート・プロデュース&マネジメントの手法,その創造の秘密。第一線の芸術家ら9名によるユニークなオムニバス講義シリーズ第4集!

【目次】
1.アート・プロデューサーによる感動と価値の創造 -内田晶子氏の事例ならびに
FNSDIDBの要件からの考察-/境 新一(成城大学経済学部教授)
2.浅草演芸ホール,浅草東洋館から発信する庶民文化の創造 -東洋興業(株)の歴史と事業戦略-/松倉 久幸(東洋興業(株)会長)
3.私の写真表現/北野 謙(写真家)
4.修験道という生き方 -半僧半俗の立場で-/長谷川 智(山伏,羽黒派古修験道先達二十度位,桐朋学園大学・一橋大学 講師)
5.浄瑠璃の世界 -忠臣蔵あれこれ-/竹本 越孝・鶴澤 津賀榮(女流義太夫・女流義太夫三味線)
6.白洲正子のプロデュース能力の源泉/青柳 恵介(古美術評論家,国文学研究者,元成城学園教育研究所)
7.もうひとつのデジタル・ジレンマ -ヨーロッパ中世の読書行為から考える記憶と書物-/松田 隆美(慶應義塾大学文学部教授)
8.南方熊楠・混沌からの創造/田村 義也(成城大学講師,南方熊楠顕彰会常任理事)

【編者 はしがき】
 本書は,筆者が成城大学で担当する総合講座Ⅱ「創造と変革の原点」(2014年9月~2016年1月,毎年全13回)で展開されたアート・プロデュース,“人を感動させる価値の創造と提供”の現場に携わる芸術家(アーティスト),研究者等のオムニバス講義のエッセンスを再現したものである。

 この講座では,アートとビジネスが相互浸透する今日の状況を踏まえて,新たな価値創造の技法について考察することである。価値創造を担うアート,ビジネスの世界における経営者,クリエーター,プロデューサー,職人(匠),研究者などをとりあげ,彼らの専門分野と技法,時代を創り,かつ,変えていく行為と作品,能力開発と後継者育成,仕事に対する姿勢から多様な知見を学ぶことを目指した。
 具体的にとりあげる対象は,日本ならびに海外における,人文社会・自然科学分野の研究者,美術・音楽・演劇など芸術・アートの分野(対象としては西洋文化だけでなく,日本の伝統芸能も含む),衣食住に代表される生活産業やエンタテインメント産業,展覧会・展示会・ファッションショーなどのイベント事業で活躍する経営者,クリエーター,プロデューサー,職人など多岐にわたる。  

 おかげさまで本講座は今年で9年目を迎え,副題も「感動を創る」「創造の原点」「創造と変革の原点」「感動と価値の創造」などと変遷こそあるものの,一貫して創造に関する様々なテーマをとりあげてきた。2009年に開講以来,登壇されたゲスト・スピーカーは,延べ80名を超えた。彼らの専門分野は,絵画,演劇,衣裳,テレビ(メディア),音楽(日本,欧米),伝統芸能(日本の能楽,浄瑠璃,歌舞伎,長唄)と広範囲に及ぶ。彼らはアーティストとしては勿論,プロデューサーとしても手腕を発揮されている点に特徴がある。
 今回は既に,上梓させていただいた,『アート・プロデュースの現場』(2010年),『アート・プロデュースの仕事』(2012年),『アート・プロデュースの未来』(2015年)につづく第4集目となるものであり,8つのテーマをとりあげている。

 彼らの意欲にあふれた講義と学生の反応は今も鮮明に記憶に残るところである。その一端を知っていただき,あとは読者の皆様の率直なご意見,ご感想を頂戴できれば幸いである。

2017年7月 研究室にて 境 新一

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