今回、主催：墨田区商店街連合会等、後援：墨田区、協力：東京東信用金庫により、2016 年12 月3 日（土）9：30～15：30、すみだ産業会館８階（JR総武線・錦糸町駅前）にて「商店街×学生シンポジウム vol.1」が開催されました。

　シンポジウムの趣旨は、現在、地域・商店街には様々な問題が山積し、経営者の高齢化も進むにつれて商店街では後継者不足や人材不足が顕著に表れ、街の賑わいを支えるイベントの継続すらも困難になりつつある現状を踏まえて、商店街活性化の新たな担い手となりうる“学生”が同じ目線で、気楽に楽しく交流できるシンポジウムが企画されたものです。
今回は、墨田区商店街連合会としては初めて試みであったにもかかわらず、11大学のゼミナール学生、会場の聴衆を含む総勢250名が各地域の商店街と実践している個別テーマをもって参加し、盛大なものになりました。各大学の個別テーマは以下の通りです。

　当日の進行は、午前の部では、開会挨拶に墨田区商店街連合会長・山田 昇氏、来賓挨拶に墨田区長・山本 亨氏が登壇されたあと、参加大学の紹介につづき、㈱まちづくり立川事務局長・藤原 祥乃 氏の講演がありました。一方、午後の部では、パネルディスカッション「学生× 商店街の連携活動」が開催され、千葉商科大学、産業能率大学、成城大学、早稲田大学のゼミナール学生が登壇しました。
藤原氏がコーディネーターとして司会進行し、事前準備されていた質問＆回答を交えて、学生、墨田区商店街連合会事務局ならびに会場聴衆と一体となって議論が交わされました。成城大学・境ゼミの学生は、このパネリストの一人としてディスカッションに参加し、成城商店街Webサイトに掲載されている学生の個店取材記事「商店街with 成城っ子」の内容を紹介するとともに、積極的に議論に参加しました。その後は会場内の各ブースに分かれて、交流・情報交換、最後に懇親会も開催されました。

　シンポジウムを終えて、商店街は人と人とのコミュニケーションや個店とのコラボレーションを行う「現場学習の場」となり、互いにWIN・WIN の関係を構築できる素晴らしい事例となりうるという認識が高まり、貴重な経験となりました。