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  • 2015.12.17

    経済学部・社会イノベーション学部合同ディベート大会:学生報告を掲載しました

少し時間が経ってしまいましたが、後期開講前の9月14日(月)に開催された『2015年度 経済学部・社会イノベーション学部合同ディベート大会』(大会の詳細はコチラ)について、学生報告を、広報担当の和泉龍之介君(経済学部経済学科3年林ゼミ)を中心に取り纏めてもらいましたのでお届けします。


広報を担当させて頂きました和泉です。
経済学部・社会イノベーション学部合同ディベート大会も今年で四度目となりましたが、まだまだ知名度が低いのが現状でして、より広く認知してもらうよう活動するのが広報班の役割でした。
今回のディベート大会は、テーマについて賛成と反対どちらの意見を受け持つのかが前もって抽選で決められていたのですが、そこで私が着目したのは「与えられた立場に対する自分自身の立場」というところです。
ディベートでは自分自身の考えが逆であっても、その立場になりきることが必要とされますが、実際、自分らのゼミの場合、与えられた立場とは逆の意見を持っている人が大半で、立論にはかなりの苦戦を要しました。
そこで、まず、事後だから言える本音の報告として、下表の対戦をピック・アップして、与えられた立場と自分自身の立場を明らかにしてもらい、大会までの準備過程における状況、終わった後の感想等を聞くために3つの質問を用意し、各々のゼミ幹事に答えてもらいましたのでお届けします。

ディベートテーマ 経済学部 社会イノベーション学部
日本はサマータイムを導入すべきか 花井ゼミ:賛成   Vs.   内田ゼミ:反対


【立場:賛成】花井ゼミ幹事:境原 良
Q.1 正直なところあなた個人はどちらを支持していましたか?

私は、サマータイム制度に反対を支持していました。
朝の登校時間が早くなってしまった場合、大学の授業に遅刻してしまう人が大勢でてくる可能性が高まるからです。
そのため、この制度の導入で学業をおろそかにすることが考えられます。
また、他国では、切り替えの時期に救急車の出動や心筋梗塞による死亡者が増加し、省エネ効果がほとんどないとデータで示されていたことなども気になっていました。

Q.2 上の質問を踏まえてこのディベート大会ではどのような点に苦戦しどのようなところで有利に進めましたか?
サマータイム制度の導入の目的は、地球温暖化対策です。時間を早めることで、夕方の照明や朝の冷房電力等が節約できることにより、電力消費を削減するためのものです。
しかし、サマータイム制度を実施している国では、電力消費の著しい削減結果や、肯定的な意見がほとんどなかった点に苦しみました。
そのような中で、意外にも国内ではサマータイム制度の導入に肯定的な意見がたくさん集まりました。
その点では、ディベートを有利に進めることができました。

Q.3 自分たちのディベートを総括し、点数をつけてください。
点数をつけることに正直ピンとこないのですが、50点とさせてください。
今回、ディベート大会の幹事をやらせていただくことになり、いろんなことを学びました。
私達花井ゼミは、部活動の重要な役割をしているメンバーが多かったため、夏休みは忙しく、集まる回数を少なめにしなければなりませんでした。そのため、私は、資料集めなど各自やってきてほしいことを伝えて、全員で討論しあう時にスムーズに全体の意見をまとめるとともに、出た意見をより良くするために、再度視点を変えて調べることも必要でした。しかし、私の力不足だったため、予定通りに準備が進まずに本番をむかえることになりました。幹事として全員にやるべきことや、やる順番をしっかり説明することが欠けていたからです。
本番では、積極的に質問してくれた人や、堂々と受け答えをしてくれた人、審判として公平で的確なアドバイスをしていた人が、花井ゼミには多くいたのがとても印象的で良いディベート大会になったと思います。


【立場:賛成】内田ゼミ幹事:早川 由里子
Q.1 正直なところあなた個人はどちらを支持していましたか?

反対派です。
私が住む東京では位置的にほとんどメリットがないことや、生活リズムの変化による身体的悪影響があることから導入する必要はないと思いました。また私たちは沢山の時計に囲まれて生活しており、その中には手動調節のものあるのでサマータイム移行後に必ず混乱が生じると思ったからです。

Q.2 上の質問を踏まえてこのディベート大会ではどのような点に苦戦しどのようなところで有利に進めましたか?
挙げられるデメリットは沢山あったのですが、東南アジアではほとんど実施された例がなく日本も一時的に導入されただけだったので、根拠を裏付けるデータを集めるのに苦労しました。
しかし東南アジアでほとんど実施されていないという事実は同時にメリットがほぼないことを表しており、賛成派がどういった理論を展開してくるかということは大体予想がついたため、全体的に余裕を持って進めることが出来ました。

Q.3 自分たちのディベートを総括し、点数をつけてください。
100点です。
根拠を裏付けるためのデータ集めや、質疑応答の準備には特に力を入れました。
各々が自分の担当箇所を調べ、その情報をしっかりと共有することで質疑応答の際もバランスよく全員で対応することができました。またリハーサルを重ねたことで、立論や最終弁論の時間配分や聞きやすさなど細かいところも調節できていたと思います。
しかし、今回のディベートでは立論用のパワーポイントの他に添付資料を4枚付けることが出来たのですが、それらを本番で上手く活用できなかったことは勿体無かったと思います。また相手からの質問をとりあえず否定するのではなく、一旦受け止めて十分理解した上でもう少し柔軟な対応をすることが出来ていればよりよかったと思いました。
改善点はありましたが、最初から最後までチームワーク良く進めることができ、ゼミ外での初めてのディベートを勝利で収めることが出来てよかったと思います。


【本部班報告】赤澤俊祐( 経済学部経済学科山重ゼミ所属)
今回のディベート大会では私は大会全体の調整、代表者ミーティング、当日の閉会式を担当しました。全体運営にあたって、昨年度までのやり方で良い部分を踏襲し、課題となっていた部分を改善することで、より公正で、より議論が活発になるような大会づくりを目指しました。特にルールを理解しやすくすることと参加者全員に周知することに力を入れました。
大会の直前まで、各ゼミの代表者の方とスライドにアニメーションを付けてよいか、持ち込める資料をどうするか、補助資料の提示のタイミングはいつかなど議論や確認を続けてきた結果、当日は大きな問題が起こることなく、ルールに則った活発なディベートが出来たと思います。
また参加者全員の意識も高く、ディベート中では自ら進んで考え、意見を伝え、チーム内で相談し合うことで調和を大切にしながら、各々議論に貢献していたように思えます。
また、評価する側に回った際もルールを確認し、賛成側・反対側のロジックの吟味し、公平な判断をしていたと感じ、ルールを作った身としては安心しましたし、ルールの周知のために各ゼミの代表者の方が頑張ってくれたようで嬉しくなりました。
来年のディベート大会でもさらに質を上げ、ブラッシュアップされたものとなるよう願っております。

【おわりに】和泉龍之介(経済学部経済学科林ゼミ所属)
私個人の話となってしまいますが、今回の大会では“東京にカジノをつくるべきか”が私たちのディベートテーマで、先述の通り自分らの持っている意見と逆の“賛成”の立場となってしまったため、どんな反論が来るかは予想できたものの立論が今一つ上手くいかず、ゼミの仲間たちと“反対”の立場になりきろうと四苦八苦しました。結果としては敗北となってしまいましたが、二つの立場からアプローチしていくことによってカジノについてより深く考えることができました。この「自分自身と逆の立場になりきる」という今までにない経験は、普段のゼミや今後の就活、そして社会に出ていく上で、大きな糧になったと実感することができました。自分自身もそうでしたが、ディベートが苦手または抵抗があるという人こそ、ぜひ積極的にトライしていただきたいです。ぜひ来年の経済学部・社会イノベーション学部合同ディベート大会に参加してみてください。

大会後の振り返りとともに、次年度へのエールが自然と伝わってくる報告でした。
この大会を通して、ゼミ内の結束が深まるとともに、学部を超えた交流・繋がりが生まれ、社会イノベーション学部内田ゼミ3年チームが参加した第11回「日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」(詳しくはコチラ)の応援に、ここで繋がった他のゼミのメンバーが駆け付けてくれたという話も聞こえてきました。
取材をする中で、各個人が充実し力をつけただけでなく、素敵な副産物が生まれていることが伺い知れました。
ご協力ありがとうございました。

成城大学・企画調整室

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