成城大学

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中田ゼミ

金融市場の経済分析

 本ゼミナールでは、「おカネ」の流れに着目して消費者や企業の行動を分析し、経済全体のしくみを明らかにしていきます。ただし、多くの場合、現在の「しくみ」は何らかの問題を抱えています。「しくみ」に欠陥があるならば、迅速にその原因を探り、効果的な解決策を見つけていくことが必要です。 本ゼミナールでは、こうした「問題解決能力」の向上を図ります。そして最終的には、現代の金融システムが直面している様々な問題に対し、学生が自分なりの解決策を提案できるようになることを目標にしています。

・ゼミの進め方
 学年ごとにテーマを設定したうえで、上記の目標の達成に向けて学んでいきます。

[2年生] やみくもに分析対象にぶつかっていっても大きな成果は期待できません。そこで、最初に「経済学的な考え方」を習得し、諸問題に対して論理的にアプローチする習慣を身につけます。具体的には、標準的な金融論のテキストを輪読し、経済学が金融システムの分析にどのように役立つのかを学びます。あわせて、Power Point の使い方を学び、相手にわかりやすく情報を伝えるプレゼンテーションの技術をトレーニングします。

[3年生] 金融に関する最先端のテーマを1つ選び、ゼミ全体でその研究に取り組んでいきます。例えば、この2年間は「電子決済サービス(電子マネーやクレジットカード)」や「クラウド・ファンディング」をテーマにしてきました。2年生で学んだ知識や技術を駆使しながら、皆でよりよい改善策を提案していきましょう。この他にディベート演習を積極的に取り入れ、「議論する能力」の向上を図ります。

[4年生] 各自がテーマを設定して卒業研究に取り組みます。この頃には就職活動も経験し、経済・社会への関心がより高まっているはずです。これをうまく自分の研究に反映させ、冒頭に書いたゼミの目標「現代の金融システムが直面している様々な問題に対し、学生が自分なりの解決策を提案できるようになる」を実現させていきます。

・学生への要望
 身のまわりの金融関連のトピックに関心があり、本格的に学びたいという意欲がある学生でしたら、皆さん参加を歓迎します。入ゼミ後にしっかり経済学の基礎を勉強しますので、入ゼミ時点で経済学が得意である必要もありません。ただ、逆に言えば、入ゼミ後の勉強量が多くなることはたしかです。ですので、このゼミナールで3年間学び続けるには、遅刻せずに必ず授業に出席できるタイプの学生が向いています。

金融論ゼミ履修モデル
(中田ゼミ)