成城大学

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  • 2019.06.12

    キャリアデザイン科目で小田急電鉄の施設を見学しました

成城学園では小田急電鉄株式会社と連携・協力して地域社会への貢献活動を推進することを目的に「連携・協力に関する基本協定」を締結しており、これまでも小田急電鉄の協力のもと、企業の課題解決に取り組む授業などを行ってきました。
今年度の「キャリア形成Ⅳ〈チームワーク・協働〉」*(担当:高村 静非常勤講師)は世界的な機運が高まり我が国でも産官学の取組が広まるSDGs(国連持続可能な開発目標)をテーマに、小田急電鉄の多彩な取組を学ぶことによって、SDGsの意味や意義、企業が社会的課題の解決に取り組む考え方や実践、大学・大学生にできることをチーム活動を通して考える授業を展開しています。その授業の一環として、6月5日(水)に小田急電鉄の関連施設4か所を見学しました。これまで小田急電鉄に講義いただいた内容の実践を現場で知ることを目的とするフィールドワークとして企画されました。

約90名の受講生は4つのグループに分かれて「喜多見検車区(電車基地)(喜多見駅)」「成城学園前駅」、「小田急環境ルーム(世田谷代田駅)」、「経堂コルティ(経堂駅)」、を訪問し、安全・安心・快適への取組、環境へ配慮した取組、バリアフリーへの取組などを中心に見学しました。喜多見検車区では、普段入ることのできない車両の検車施設を見学しました。

  • 大学の隣駅、喜多見にある小田急電鉄喜多見検車区(電車基地)
    大学の隣駅、喜多見にある小田急電鉄喜多見検車区(電車基地)

  • 熱心にメモを取る学生たち
    熱心にメモを取る学生たち

  • 説明を受けた後、実際に施設内を見学  
    説明を受けた後、実際に施設内を見学  

  • 防音壁で周辺環境に配慮していることなどを知りました
    防音壁で周辺環境に配慮していることなどを知りました

  • 見慣れた小田急線の車両も違った角度から見ると新鮮です 
    見慣れた小田急線の車両も違った角度から見ると新鮮です 

  • 車内で実際に検修業務を行っているところも間近に見学
    車内で実際に検修業務を行っているところも間近に見学

  • 車両部品の軽量化が進んでおり省エネにも繋がっているそうです
    車両部品の軽量化が進んでおり省エネにも繋がっているそうです

  • 質疑応答。検車場が喜多見にあることを初めて知る学生も
    質疑応答。検車場が喜多見にあることを初めて知る学生も

  • 駅スタッフや駅同士の連携で安全・快適が提供されます(成城学園前駅)
    駅スタッフや駅同士の連携で安全・快適が提供されます(成城学園前駅)

  • 回生電力の仕組みを知りました(小田急環境ルーム)
    回生電力の仕組みを知りました(小田急環境ルーム)

  • ショッピングセンターとは何かを学びました(経堂コルティ)
    ショッピングセンターとは何かを学びました(経堂コルティ)

前半は検車区職員の方から小田急線車両についての説明や喜多見検車区の概要、そこでの業務内容や組織についての説明を受けました。騒音問題、節水対策などについての取り組みや太陽光発電による売電事業など、環境問題への取り組みについても解説いただきました。後半は施設内を移動しながら業務の現場を見学。管理業務となる事務室前を通り、検修業務を行う検車場へと移動し、各場所でそれぞれの業務についても説明をいただきました。
この日のフィールドワークを通して、企業の方々が現場で活躍される姿に触れ、そこでの課題や取り組みについて知ることで、さらに企業やそこで働くことへの理解を深めることができました。学生たちは実際に「見る・聞く・感じる」ことでしか得ることのできない貴重な体験と情報を持ち帰ったことと思います。この後の授業で、それぞれが持ち帰った情報をグループ内で共有しながら、今後の授業に繋げていきます。

*「キャリア形成Ⅳ」…キャリアデザイン科目の1つ。社会のあらゆる場面でチームとして協働して取り組むことの有効性を知り、チームビルディング、チームとして課題に取り組む活動を体験する授業。実際の企業ではどのようにチームとして協働し、課題に取り組んでいるかを、外部講師を招いた講義や企業の現場でのフィールドワークを通して理解を深める。